スマホ乗り換え奮闘記

湯島「吟」にて

これから書くことは全く個人的な話なので、ご興味のない方は、Au revoir.

先日、携帯のスマホをA社からR社に替えたことを書きましたが、その前後の手続きでてんてこ舞いでした。

特に大変だったのが、銀行口座のメールアドレスの変更でした。大手銀行もネット登録するようになっていますが、連絡用にA社の携帯メールアドレスを登録していたので変更しなければなりません。X銀行はすんなり出来たのですが、Y銀行は「ワンタイムパスワード」方式にしていたらしく、さっぱり先に進みません。オペレーターに電話して、指南を仰ぎ、ワンタイムパスワードのアプリをダウンロードし、1分でパスワードが変わってしまうので、早く対処しなければならず、もう散々でした。Y銀行は5年前にネット登録して、一度もネットで使ったことがなかったので、やり方をすっかり忘れておりました。

 もう、IDもパスワードも暗証番号もやたらと増えて頭が混乱しそうになりました。

 そう言えば、A社の携帯メールアドレスには、一日5~6通も迷惑メールが届くようになったことも、A社を解約する要因の一つでした。

 他に、A社の自転車保険に加入していたので、他社との契約代えや、A社のクレジットカードの解約など色々ありました。

岩手県のマスコット「そばっち」

 私がA社を解約すると、私だけの問題ではなくなり、家族も雪崩を打ったようにR社に乗り換えることになりました。家族割やら家族無料通話が効かなくなったことも一因です。特に、ma fille cadetteの場合、A社のアップルの最新機種iPhone12を契約しようとしたら、「5Gなので、毎月の通信費がプラス1000円になります」と言われて驚愕して、すぐ契約を辞めたと聞きました。それで、最初は気が進まなかったのに、A社からキャンペーン中のR社に乗り換えたのです。

 1000円も値上げするとは、A社も如何なものか、です。今のところ、5Gは中継基地が少なく、ほとんど使えないのです。10月15日付の読売新聞によると、東京ディズニーリゾートは日本の携帯各社は全滅で5Gは機能せず。羽田空港でさえ、5Gが使えるのはドコモだけです。だけど、驚くべきことに、ドコモは銀座では使えないといった有り様です。5Gが普及するにはまだ2~3年は掛かることでしょう。

 しかも、今、5G基地建設を巡って、人体に及ぼす電磁波が流れるという理由で、世界的に市民による反対運動が起きているのです。(電磁波問題市民研究会は、5Gの周波数は高く、健康に悪影響を与える懸念があり、携帯のヘビーユーザーと脳腫瘍発症との間に一定の相関関係が見られた、といった国際がん研究機関が公表したことを引用しています。ベルギーやスロベニア、ナイジェリア、ウクライナ等では5Gの展開を停止しているようです。電子レンジの周波数は2.45Gヘルツなのに対して、5Gは28Gヘルツだとか。そりゃ大変だ)

 こんな状態なのに、A社は5Gと称して「割増料金」を請求するなんて詐欺に近いのでは?ma fille codetteが頭に来たのは納得できます。

 もう一人ややこしかったのが、ma femme です。携帯がガラケーで、パソコンを一度もやったことがないのに、いきなりスマホですからね。まず、Rショップはマイナーなのであまり店舗がありません。自宅から自転車で片道40分もかけて行きましたよ。お蔭で翌日から脚が痛くなりました(笑)。Rショップの店員さんは、スリランカ人でした。日本語ペラペラでしたが。

 ma femmeは、コンピュータが苦手で、文字入力もガラケーとスマホとは違うので、最初から「分からない、分からない」とギャアギャア喚きます。それでいて、LINEもやりたい、路線案内もやりたい、と要求ばかり。もう勘弁してよ、といった感じで日が暮れる毎日で、落ち着いて読書もできませんでした。

【追記】

 先日、IT関係に詳しい志田君と呑んだのですが、R社のスマホはまだ中継基地が少ないので、圏外となるとA社の回線を使っているんだそうです。しかし、A社は意地悪して、東京23区内の地上は、A社回線の配信は停止しているそうです(地下は大丈夫)。また、23区内でさえこういう状況なので、吉祥寺、立川、町田といった東京都下はR社の回線がまだ繋がりにくく、結局、A社の回線でやっと繋がるらしいのです。東京がこういうことだと、地方もR社の回線は繋がりにくいようです(山奥は特に)。こういった事情を玩味の上、スマホ乗り換えは御考慮ください。

 R社のM会長におかれましては、通信事業は社会事業ですので、基地局などのインフラ整備は、たとえ「前倒し投資」とはいえ、十分に果たしてほしいものです。宜しくお願い致します。ナンバーワン・キャリアを目指してくれい。

ついに私もポイント乞食、いやポイント奴隷に

 ついに私も三木谷王国の軍門に下ってしまいました。

 世界中では今、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)の寡占状況が叫ばれていますが、我が邦では、公社あがりのガリバーか、稲盛様か、孫様か、三木谷様のいずれかを選ばなければならない体制になってしまっています。もちろん、格安何とかもありますが、「安心・安定」で選ぶなら、この四つの王国を選ばなければなりません。

 私は今、スマホは稲盛王国のものを使用していますが、毎月8439円も掛かり、日頃からどうにかしたいと思っていました。通話かけ放題プランですが、データはわずか、月に3GBしか使っていないのに、高過ぎます(調べたら、iPhoneなので、毎月アップルに保証費1309円払っていました)。

 そこで、驚異的な価格を発表した三木谷様のスマホに乗り換えようかと模索しているのです。でも、三木谷王国では、iPhoneがなく、SIMを交換してようやく使えるようで、IT音痴を自認する小生としては、いまだに自分で操作する自信がなく迷っているところです。

 でも、ラジオで興味深い話を聴きました。「三木谷王国経済圏」です。銀行も証券もスマホも電気も通販のお買い物も、三木谷様の王国を使えば、ポイントがバンバン溜まり、年間6万円~10万円も得(ポイント獲得)するというのです。

 私の場合、スマホだけで年間10万円以上支払っていますから、ちょうどその分助かるというわけです。

 ということで、銀行は三木谷王国の口座を契約してみました。コンビニで入出金できるので、意外と簡単でした(ただし、条件により手数料掛かります)。この銀行のデビッドカードを現金代わりに使えばまたポイントも溜まるという仕組みです。

 これで、「経済圏」の一員になるには、あとは、スマホと電気を三木谷王国に代えるかどうかになりました。

 コンピューターは0と1の世界ですから、中間や曖昧さがありません。all or nothing の世界ですね。勝つか負けるか。寡占するか、敗退してゼロになるかの世界です。「2位では駄目ですか」では駄目なのです。消費者は、否が応でも、こうした「経済圏」の覇者争いに巻き込まれます。

 でも、実にせこい話です。私自身は三木谷様とは面識もありませんし、王国に絶大なる信頼をしているわけでもありません(ただし、通販やカードを利用すると、しつこいくらい小まめにメールで連絡してくれることは大変有難い)。それなのに、ポイントを獲得するために乞食になるしかありません。いや、乞食じゃありませんね。三木谷王国の奴隷ですね。

 庶民の経済防衛として、究極の選択です。よゐこの皆さんは真似しないでください、と言っても真似する人は多いことでしょう。だって、真面目に現金払いをしても全くポイントが付きません。それに、この渓流斎ブログの影響力は絶大ですからね(爆笑)。

サラバじゃ、docomo!

朝顔 昼顔 夕顔

またまた誰方様か分かりませんが、コメント有難う御座いました。

迷える蜻蛉さんがいらしたとは、驚くばかりです。

扨て、小生、長年の夢だった携帯電話docomoとは、やっと、すっぱりと御縁を切ることができました。

1週間前のこと。解約したのに、まだ余計に料金を請求してくる腹立たしいdocomoの悪業については、以前にこの渓流斎ブログでも書きましたが、今度は、解約したはずなのに、ドコモポイントとかいうお知らせをメールで送ってくるのです。

ケタクソ悪い(乱暴な言葉で失礼!)

そこで、「メール配信停止はコチラ」と書いてある所をクリックして、操作しても、なかなか、配信停止サイトに行き着かず、おまけに、「dポイント会員に登録しなければ、変更できません」というので、嫌々登録したところ、今度は、「その登録アドレスは、既に使われているので、ログインできません」とエラー表示が出る始末。

頭きましたね。

電話では、ラチがあかないので、また、ワザワザ、docomoショップに行ってきましたよ。そしたら、うまく、メール配信停止は成功できました。また、docomoを解約しても、ドコモポイントが残っていたら、dポイントカード会員になれるというので、カードももらってきました。

ショップ定員は「290ポイントしか残ってませんけどねえ」と、嫌に高飛車で、あからさまな軽蔑の眼差しを私に向けるのです。

そのdocomoショップは、「1台よりお安くなりますよ」と、嘘をついて音声用のガラケーとスマホの2台を買わせた店です。結局、割高になったことは、以前ブログに書いた通り。

で、昨日のことです。このdポイントが使えるコンビニに行ってきました。私自身は、コンビニで買うものも、買うことも、必要がないので、殆どないのですが、無理して週刊誌を買いました。dポイントで290円分賄うことができ、残りは現金で支払いました。

これで、dポイントカードには何も残っていません。三公社五現業あがりの官僚的な会社とは、もう、おサラバです。

docomoは、大名のような胡座を掻いた商売をしてるから、肉を切らせて骨を切る一か八かの博打勝負を掛けてくるそふとぶあんくなんかに負けるわけです。

docomoよ、サラバ! 清々しましたよ!