クール・マスクと田中帽子

 都心でも連日34度の猛暑が続いています。第7波のコロナ激増中ですから、これにマスクを付けて外を歩かなければならない、となると苦行僧そのものです。

 私は病み上がりですから対策を取らなければなりません。マスクは結構、買い溜めして余っているのですが、それらは真冬用といいますか、付けているだけで息苦しくなります。そこで、ドラッグストアで、「クール」用のマスクを買って来ました。30枚入りで980円でした。

 結構涼しい。息苦しくないのです。皆さんにも、夏場は、クール用をお勧めします。

田中帽子店 明治十三年創業 天然草木(麦わら)100%

 さて、もう一つが帽子です。結構、持っているのですが、改めて、ブランド品を買ってみました。明治13年に埼玉県春日部市で創業された田中帽子です。現在の社長は6代目という老舗です。

 単なる麦わら帽子なんですが、馬鹿にしちゃあいけません。驚くべき機能性を持っていたのです。7月19日に民放のバラエティ番組で、この田中帽子店が取り上げられ、私も随分感心してしまいました。

 麦わら帽子の利点は、何と言っても、その驚くべき通気性です。私は夏の帽子として他にイタリア製の帽子を2年前に購入したのですが、被ると汗でびっしょりになります。帽子に表示されているマークを読んでみると、その素材は「再生繊維(紙)」と書かれていたのです。そっかぁー、紙だったら、通気性がないわけでした。

 その点、麦わらだと通気性抜群ですから、それほど汗をかくことはありません。それに何と言っても軽いので、頭にかかる負担も少ないのです。

 私が7月14日(木)にJR大宮駅構内の田中帽子店臨時ショップで購入したのは、「シモン」という麦わら 細麦中折れハットでした。1万1000円もしましたが、テレビの番組で見たら、製品の製造過程が全て手作りだったので、「これぐらいの価格なら安いぐらいだ」と納得しました。

 そうそう、テレビでは実験していましたが、再生繊維(紙)の帽子では紫外線を少しだけ吸収してしまいますが、麦わら帽子となると、紫外線は100%カットされていたのです。これなら堂々と猛暑の陽中でも歩けます。

 田中帽子店には立派なHPがありますので、御覧になると良いと思いますけど、残念なことに、私が購入した「シモン」は現在、品切れ中のようですね。

 えっ!? 勿論、私は田中帽子店の回し者ではありませんし、これは宣伝でもありません(笑)。猛暑、パンデミックという最中、皆さんも御自身の身の上を御自分で守るために、ちょっと工夫したら如何ですか、といった話でした。

マスクが暴落=昨年の10分の1に

 またシャープさんから「マスク当選のお知らせ」がメールで届きました。これで何度目なのでしょうか? 余程、売れなくて余っているんでしょうか。

 マスクが品薄で、あれだけ欲しかった時に、シャープのマスク購入で応募したところ、残念ながら「落選」。すっかり諦めていたところ、厳選なる「再度の」抽選の結果、見事に当選したというのですが、「遅かりし、蔵之助」です。既に、通販で安いマスクを見つけて200枚ぐらい溜まっております。

 抽選倍率が100倍だった頃の昨年5月のシャープマスク50枚入りの価格は、送料込みで3938円でした。今でも3610円するようです。

 私が、マスク品薄のピークだった昨年5月にマッサージ店の店頭路上で買った時は、50枚入り3300円でした。

 その後、2000円、1000円と、どんどん価格が下がり、昨年末に通販で100枚入り900円(税、送料込み)を見つけた時は、思わず小躍りして買ったものでした。

 まさにシメシメでした。

 そしたら、がび〜んです。東京都内の某所で本日、マスク工業会認定マスクが7割引で売られていました。50枚入り800円が250円、900円が299円だというのです。

 それほど欲しくはなかったのですが、安さに負けて、またまた買ってしまいました。50枚入り299円のヤツにしましたが、表示価格は税抜だったので、結局329円でした。

 それでも、ちょうど一年ほど前は3300円でしたから、価格は10分の1です。こんなにも暴落するもんなんでしょうかねえ? 驚き以外何ものでもありません。

 驚きといえば、ついでながら、東海地方にお住まいの旧い友人T君が、心筋梗塞一歩手前の何とか狭心症で入院していたことが分かり、ビックリ。

 SNSに不可解な写真や抽象的な散文を投稿したりしていて、どうも斟酌や忖度がしにくかったのですが、彼には持病があったので、何やら定期検診でもしているのかなあ、と思ってました。

 でも、流石に病院食がアップされるようになって、あれっ?もしかして入院しているのではないかと思い、尋問したら、彼は救急車で搬送されたことをあっさり白状しました。

 今現在は、彼もやっと、どうやら安定したらしいので、私も少し安心しています。梨園の世界では、「五十、六十は鼻垂れ小僧」と言われるくらい、まだまだこれからの年頃なんですから、一刻も早く社会復帰してほしいと思っています。

新型コロナで大打撃の飲食業界、芸能界…クラウドファウンディングに挑戦する店も

WST National Gallery Copyright par Duc de Matsuoqua

 東京・銀座の歌舞伎座近くにある居酒屋Wは、昼は火木金だけランチをやっていて、私も週に1回は行く馴染みの店なのですが、昨日はそこの御主人が嘆いていました。「夜はほとんどお客さんが来ないのでどうしようかと思ってます」と。

 新型コロナの影響で、何処の飲食店も同じような状況だと思います。そこの御主人は30代後半といった感じで、最近、2番目のお子さんが生まれたばかり。昨年は、臨月の奥さんがギリギリまで給仕で働いておりました。「これから子どもに手がかかるので、どうやったらいいのか…」と頭を抱えていたので、私も「夜、お客さんが入らないんだったら、ランチを毎日やるしかないんじゃないですか。協力しますから、頑張ってください」と慰めておきました。

 このほか、観光サービス業界が一番の打撃を受けたことでしょうが、映画、演劇、音楽、芸能、スポーツ関係は軒並み大ダメージを受けています。高校時代の友人佐藤史朗君はプロのアコーディオン奏者で、舞台音楽の作曲など幅広い音楽活動を続けていましたが、ライブハウスでの活動の自粛で、4月の公演も延期せざるを得なくなったようです。

 そう言えば、このブログの技師長である松長氏から紹介された高校時代の後輩に当たる坂元さんが東京・湯島で経営している居酒屋「純酒肴 吟」という店が、お客さんの激減で存続が危ぶまれ、クラウドファウンディングを募集し始めました。例えば、1万円寄付すれば、2カ月間ドリンクが半額、3万円なら半年間は半額、…そして30万円なら3年間、ドリンク代は無料といったリターンがあります。資金は他に、給排水管工事費用にも充てる予定のようです。(私もわずかながら支援しました。他に「システム手数料」もかかります)

WST National Gallery Copyright par Duc de Matsuoqua

 あまり暗い話ばかりでは、読まれている方も面白くないでしょうから、くだらないジョークをー。

 我らが一国の首相安倍さんのマスク姿がダサい、と米通信社ブルームバーグの記者から嘲笑されています。「もはや、アベノミクスではなく、アベノマスクだ」という見出しで写真入りで報道してます。余計なお世話ですけどね。

 でも、安倍首相のガーゼマスクは確かに珍竹林で、みっともないですね。アベノマスクとはよく言ったもんです。

 あれっ? ジョークにならないぞ!

 それなら、もう一つ。

 最近、急に「三つの密」とか話題になっています。「密集」「密閉」「密接」の三つの密を避けてください、との自治体の長からの要請なんだそうです。

 しかし、そんなことと知らず、初めて「ミッツのミツ」と聞いたおじさん。それは、ミッツ・マングローブとやくみつると壇蜜のことかいな、と誤解したそうな。

 何?おもろうない? 失礼しました~