大阪府北部地震から高山右近と藤原鎌足を連想

6月18日午前7時58分ごろ、大阪府北部を震源とする震度6弱の地震があり、死者4人、重軽傷者300人以上という大惨事です。何十万人か、数字は分かりませんが、多くの「帰宅難民」も出たということですね。

亡くなった方のご冥福をお祈り申し上げます。と、ともに被害に遭われた皆さまにはお見舞い申し上げます。

京都にお住まいの京洛先生にはいつもお世話になっておりますので、「安否確認」で電話したところ、ご無事で、2011年3月11日の東日本大震災のときは、東京都内のホテルにいて、かなりの揺れを体験しましたが、今回、京都でもそれと同じくらいの激しい揺れに見舞われたと仰ってました。

東京・銀座「岩戸」の「いわしの天麩羅定食」900円。写真は、いわしの天麩羅が運ばれてくる前ですけど美味しかった

さて今回、被害に遭われた場所として大阪府高槻市が注目されました。

高槻市と聞くと、私なんかはすぐ戦国時代のキリシタン大名高山右近の城下町を連想します。大変歴史のある街ですね。

それぐらいだと思っていたら、先日読んでいた洋泉社ムック「藤原氏」の中に、藤原氏の祖である藤原鎌足(中臣鎌子)の墓が高槻市の「阿武山古墳」にあると書いてあり、全く知らなかったので、そのシンクロニシティには吃驚してしまいました。

調べてみたら、高槻市の「阿武山古墳=藤原鎌足」は、ほぼ間違いないらしいですが、学説として百パーセント確定したわけではなく、ほかに蘇我石川麻呂や阿部内麻呂説などもあるそうです。

でも、被葬者は最上位クラスの貴人であることは決定的だそうです。当時の最高位の職冠が埋葬されていたからです。

このように、関西は本当に歴史の宝庫ですよね。ほんの少し歩いただけでも、歴史の教科書に出てくる人物の縁の神社仏閣や建物があります。今のところ、今回の地震で文化遺産の崩壊は聞いてないことだけでも救いです。(ただし、これが、現在、大変苦労している被災者を差し置いたような誤解を生むような表現でしたら取り消しますが、吾人としてはその意図は全く御座いません)

それにしても、大阪が大地震に襲われるなんて、専門家でさえ予測できなかったのではないでしょうか。先週あたりから、千葉県の安房勝山や群馬県の渋川市で地震が発生し、いよいよ関東に大きな地震があるのではないかという人もいたぐらいでしたが、全く予想が外れました。

いずれにせよ、どんなに科学や文明が発達しても、地震だけは予知できないということなんでしょうか。

「地盤サポートマップ」は使えます

黒竜江  Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

夏休みとなると、結局、ボケーとテレビの前の特等席でリオ五輪観戦にしけこんでしまいますね。

その点、「ポケモンGO」は、外に出て、ポケットモンスターの狩りに行かなければならず、世間では非難囂々の中、運動不足解消に少しはなるのではないかという点だけで、ある程度、この悪魔の小道具は貢献しているのかもしれません。

そういう私も、この渓流斎ブログのネタづくりのためだけに、それが動機で始めたのですが、ほんの少し嵌ってしまい、今のレベルは「16」まで行きましたよ!(笑)。

まだ、ファイトはしたことがないので、今捕獲しているモンスターの何かのCPが1600ぐらいになったらやってみようかと思っています。

と、ここまで読まれた方で、ポケモンGOのことを知らなければ、何が書いているのかさっぱり分からないのではないでしょうか?(笑)

ま、私もこのまま続けて行けば、第一に「目の毒」ですし、「時間の無駄」だと断言できますので、レベルが「25」ぐらいまでいけば、自慢できるでしょうから、卒業しようかなあと思っています。

でも、稀にしか捕獲できない可愛い「ピカチュウ」や「フシギダネ」等を捕獲すると、結構はまっちゃうもんですよ(笑)。

 さらば黒竜江 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

さて、今日は、皆さんに貴重な情報をお伝えしましょう。

「地盤サポートマップ」です。

https://supportmap.jp/#13/35.6939/139.7918 ?サイトアドレス

ま、検索して試してみてください。まず、気になる住所を入れて検索してみてください。その地盤が「いざ」という時にどうなるのか、参考情報が出てきます。

私も、今住んでいる自宅住所を検索してみました。

標高は、意外と低く、わずか12・9メートル。
地質は、川沿いの低地に分布している約7万年前~1万8000年前に形成された段丘層
液状化の可能性は、非常に低い
土砂災害の可能性は、なし
地震の揺れは、やや揺れやすい

と、ありました。
 延辺朝鮮族自治州延吉はハングルだらけ Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

ちなみに、12日に四国電力が再稼働させた伊方原発の住所は、「愛媛県西宇和郡伊方町九町3-40-3」ですから、その住所を検索すると―。

標高は、5.4メートル
地質は、約1万8000年前~現在までに形成された最も新しい時代の地層
液状化の可能性は、やや高い
地震の揺れは、中規模

とありました。

皆さんも気になるようでしたら、ご自宅の住所を検索してみては如何ですか?

他にも色んな情報が出てきますよ。

LiveLeakをご存知ですか?

 

「 LiveLeak」という、ユーチューブのようなニュースサイトがあり、先の中国「四川大地震」が起きる30分前に、空一面に広がる虹のようなカラフルな雲が出現していたことを動画で伝えています。

http://www.liveleak.com/view?i=3e5_1211368435

 

他に「10分前」の様子もあります。説明では、携帯で撮られたようです。

この「LiveLeak」というのは、米国の投稿ニュースサイトで、よく分かりませんが、APなどのニュースもありますが、読者からの投稿で成り立っているようです。FAQを読むと、厳しい規準があるようで、例えば「児童ポルノ」など違法動画像などは受け付けないと書かれています。真面目な質の高いサイトのようです。

このサイトについて、詳しいことをご存知の方はコメントいただけますか?

 

パキスタン地震 

8日のパキスタン北東部地震の被害状況がようやく伝わってきました。当初発表されたマグニチュード(M)7.6ではなくて、M7.7。死者も3万人を超えるという情報もあります。

長男輝(ひかる)ちゃん(2歳)とともに、邦人の被害者となった国際協力機構(JICA)派遣専門家の楢原覚(さとる)さん(36)は、10年前の阪神・淡路大震災(1995年1月17日、M7.3。死者約6400人)にも遭遇し、人生観が変わって、勤務先の神戸製鋼を辞めて、「国際貢献」の仕事に転職した人だったという話を読んで、思わず、もらい泣きしてしまいました。

昨年12月26日のインドネシア・スマトラ島沖地震はM9.0で、津波被害とあわせ、死者・行方不明者約30万人。最近、米国を襲ったハリケーン「カトリーナ」「リタ」の死者・行方不明者は約2000人。「天災は忘れた頃にやって来る」(寺田寅彦)どころか、天災は忘れた頃ではなくても、やってきます。

1923年の関東大震災からもう82年も経ち、誰もが「もうそろそろ」と感じているのに、皆「自分だけは死なないで、助かる」とでも思っているのかしら。大都会の消費者は、夜間も煌煌とライトを付けて、欲望を満たすために、エネルギーを無駄遣いしています。私なんか、そんな東京にはもう住みたくないなあ、と考えてしまいます。

こう災害が度重なると「地球が怒っている」と思わざるをえません。楢原さんの訃報に接して、「この世に神も仏もないのではないか」と疑ってしまいました。それとも、地球は怒っているのではなく、無知で傲慢な人間に対して、悲しんでいるのかもしれません。

地震

「おやおや、またですかああ!」といった感じです。
3月20日午前10時53分頃、福岡・佐賀で震度6弱の大地震がありました。
九州北部の地震は1898年の糸島地震(マグニチュード6・0)以来107年ぶりとのことですが、今回のようなマグニチュード7・0の規模となると、1700年以来305年ぶり、らしいのです。これはこれは大変な事件です。これだけの年月が経てば、地震に対する備えも免疫も殆どなかったことでしょう。建物が紙くずのように崩壊している写真を見て、改めて胸を痛めた次第です。
実は、渓流斎の遠い祖先は久留米出身のため、福岡、佐賀には沢山の親戚が住んでおります。大変心配でしたが、どうやら大過なく、無事のようでした。
寺田寅彦先生の「天災は忘れた頃にやってくる」というのはあまりにも有名な言葉ですが、これでは、「天災は忘れなくてもすぐやってくる」ではないですか!
ある地震学者が、日本列島は豆腐のような柔らかい土壌に乗っかっており、そこに大きな地震が来ればひとたまりも無い」とおっしゃっておりましたが、本当に、杞憂どころか、憂いても憂い過ぎることはないと言うべきです。大都会・東京に地震が来たら本当にどんなパニックが起きるのか、想像するだに恐ろしい。
ところで、1945年3月10日の東京大空襲で約10万人の無辜の民が犠牲になったことをご存知でしょうか。「紙と木で出来た日本の玩具ののような家屋を破壊するには、爆弾などいらぬ」と焼夷弾で東京の東京の下町を火の海にする計画を策略起草し、実行したのが、米空軍のカーティス・E・ルメイ将軍です。作家の深田祐介氏は「ルメイは東京大空襲で十万、広島原爆投下で二十万、長崎で八万と、全国各都市を含め四十万以上の民間人を殺害しているのだから、もし日本が勝っていたら、間違いなく戦犯として絞首刑になった人物である」と断定しています。(月刊「文芸春秋」2月号)

まさに、鬼畜米英。アメリカ憎し、といった感情がここ数週間、吾人の頭の中を占拠していたのですが、今日始めて、1923年の関東大震災の際に、アメリカ人が現在のレートに換算すると実に400億円もの義援金を日本に送ってくれた、という歴史的事実を知り、当然のことながら、アメリカ人の中には、本当に心優しい人もいたんだ、ということを改めて認識したのです。
人を人として理解するのは本当に難しい。