二都物語 京都の展覧会はガラガラ 19th edition

 
 臨済禅師1150年、白隠禅師250年遠諱記念「~心をかたちに~『禅』」展 Copyright par Kyoraku-sennsei

 連休のど真ん中。今日は久しぶりに、京都の話題です。堀川三条西入る「三条商店会」の洋食レストラン「力」の女将さんも、この渓流斎ブログを熱心に読んでくださっていらっしゃるらしいので、偶には、べんちゃらしないといけませんね(笑)。

 とは言っても、いつもの通り、京洛先生からのお手紙からです―。

 …連休は如何お過ごしですか。東京は、上野の「若冲展」が大賑わいだそうで、火事と喧嘩は江戸の華、と言いますが、帝都の皆さんは、今、「若冲!若冲!」で大騒ぎのようですね。

 昔の日本人も、今の日本人も、たいした違いはありません。あるように言うのは、理屈をこねる似非インテリです(笑)。

 若冲の生誕300年なんてのも、数年前までは、誰も知らないことだったと思います(笑)。若冲が生まれた、京都の「錦(にしき)」も、その遺徳を、あやかろうと「若冲生誕300年」の垂れ幕が下っています。…

 あれあれ、いわゆる一つの「便乗商法」ですか?

 …ひと昔、ふた昔前までは、東西約400メートルの長さの、狭い錦小路には、魚屋、八百屋など生鮮食料品店が、ひしめく商店街でしたが、今は漬物屋、飲食店などが中心になり、市場の雰囲気から、観光客相手の単なるお土産屋に衣替えしています。錦で店を持っていた幼馴染が「なんで、餅つきをするような店が錦なんや、あほらし!」と悲憤慷慨していましたが、行ってみるとわかりますが、外国人の観光客が店先に出してある試食品を食べまくり、その汁などが、通行人に付いたり、まあ、マナー、作法の悪さは目につきますね。…

 何か、目に浮かぶようですね。幼馴染さんの悲憤慷慨はよく分かります。

 …東京は築地の魚市場が今年11月に愈々、豊洲に移転しますが、今の「築地」は、京都の「錦」と同様、これからは、観光客相手の”疑似市場”街に変身すると思いますね(笑)。同時に外国人観光客の問題も浮上するでしょう。

 このGWには、最後の「築地市場まつり」が開かれているようですが、これまた、「おっ!何かやっているそうだ」、「ひょっとしたら安いものがあるかもしれない」と、次々、人が集まるわけです(笑)。そこに、マスコミがまた、「有名落語家がやってくる!」と喧伝するのですから、GWという事もあって相乗効果満点です。…

 IT族がよく使いたがる、シナジー効果ですね(笑)。京都からでも、帝都の様子が手に取るように分かるようですねえ。

臨済禅師1150年、白隠禅師250年遠諱記念「~心をかたちに~『禅』」展 Copyright par Kyoraku-sensei

…こちらでは今、京都国立博物館で、臨済禅師1150年、白隠禅師250年遠諱記念「~心をかたちに~『禅』」展を開催しています。

 GWのさなかですから、上野の若冲展のように大勢の来場者で入場制限でもあるかと思って、見に出かけましたが、3日の祝日なのに、スイスイ入場でき、国宝、重文多数をじっくり拝めました。

 京都にはGW最中はいつも以上に観光客が押し寄せているのですから、「禅展」にも、ついでに京博に立ち寄ると思ったのですが、予想は外れました。…

 あら、帝都とは全然違うんですね。

 …やはり「若冲」に比べ、禅展は抹香の匂いがするのですかね?(笑)。やはり、臨済、白隠禅師と言ってもチンプンカンプン、一般向けではないのですね。

 主催の日本経済新聞は、紙面で力を入れて色々紹介記事を載せていますが、金儲けしか、眼中にない読者ばかりですから、文化程度も知れたものかもしれません(笑)。同時に、NHKと日経の動員力、媒体力の差を感じてしまいました(大笑)。

 ちなみに、この「禅展」は、東京・上野の東京国立博物館でも、今秋10月18日~11月27日まで開催されますが、結果は京都と同じかもしれませんね(爆笑)。…

 鋭いご指摘ですね。

 小生も、「若冲展」を見に行った会場で、「鳳凰ってホントにいるんだ?」と、親娘が大きな声で会話しているのが耳に入って、思わず、「鳳凰は想像上の鳥ですよ。英語でフェニックス。宇治の平等院鳳凰堂も有名ですね」と、お節介にも応えてしまいました(笑)。

 余計なお世話でしたが、親娘さんは感心してました(笑)。

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