「マイナンバーカードの個人情報なんて中国に漏れているよ」といった噂をかつて耳にしたことがありましたが、それは単なる噂ではなく、事実のようですね。例えば、2018年分のある年金受給者の名前、生年月日、電話番号、配偶者の年収、マイナンバーなどが、中国のネット上で晒されていたようです。(2月17日、長妻昭衆院議員=立民=による国会予算委員会での質問)
今朝(2月19日付)の東京新聞の【こちら特報部】が「やっぱり怖いマイナンバー」「ずさん再委託 中国へ流出疑惑」「あらゆる個人情報『ひも付け』」「丸ごと不正利用の恐れ」「自治体のデータ管理も甘々」などと大きな見出しの活字で大々的に報じています。
この見出しだけで、大体の内容が推測できると思いますが、もう一つ、重大な見出しがあります。それは「年金機構 再調査を拒否」です。
どゆこと?
この記事の最後に「デスクメモ」がありますが、「桜を見る会の名簿は個人情報だからと素早く消去され(中略)、一方、国民の個人情報がつまったマイナンバーが、国外へ不正流出した恐れがあるのに調査には消極的」と批判しています。
同感ですね。同感。それに、こうして東京新聞が大々的に報じてくれなかったら、「国外不正流出の恐れ」なんか、ほとんどの国民は知らなかったわけですから。
それにしても酷い話だなあ。私自身は、青色確定申告をするため、仕方なく、マイナンバーカードを更新しました。私が住む所では、実際、2019年にデータ入力業務を委託した業者が、許可を得ずに再委託した事件があった、とこの記事には書かれていますが、その再委託先がどこなのか詳しく書かれていません。もしかしたら、国外かも知れず、私の個人情報も中国に漏洩している可能性もあります。想像するだに怖ろしかぁ(何で急に九州弁?)。
冗談じゃないよお。日本国民の個人情報は国家機密ではありませんか?至急、原因究明と再発防止策を図ってほしいです。でも、原因は、日本の業者が、データ入力みたいな面倒臭いことを気位が高い日本人がやりたがらず、低賃金の中国に丸投げした、ということが分かっていますし、再発防止と言っても、罰則がなければ、業者は今後も丸投げし続けることでしょう。
これは、まさに政治とメディアの報道に無関心だと、為政者と悪代官によってに好き勝手にされる、という見本ですね。
なんばしょっとね!