「二乃宮」
図書館と掛けて、宝クジととく。その答えは?
クジに当たった途端、知らない親戚が急に増えるでしょう。
…いやあ、全く関連性がありませんでしたが、どうして図書館って、貸出の予約をしても、待てど暮らせど、なかなか来ないのに、忘れた頃に、どかっと予約本が襲ってくるもんなんですね?
まさに、渓流斎の法則です。
昨日は、去年の秋に、つまり、もう8カ月近くも前に予約していた本が、四冊もドッと解禁されました。
四冊じゃ、無理でしょう。期限内に読み切ることは。これでも宮仕えの身ですから、自由時間がそれ程ありません。それに、机の上には、まだ読み切っていない本が沢山あります。
えっ?何を予約していたのか、気になるんですか?…うーん、そんなに渓流斎の頭の中身が気になりますかねえ?からかっているだけでしょ?(笑)
ま、いっか。網野義彦「異形の王権」、辺見庸「1★9★3★7」、高村薫「空海」、「だんびら一代藤原敦」の四冊です。
著者さんと出版社さんには、申し訳ないですが、購入しませんでした。その代わり、宮仕えの身ですので、給金から自動的に市民税が差し引かれていますから、その分、図書購入費の一部に充てられているはずですから、ただで借りているとは思ってませんよ(笑)。
星霜ふるうちに、モノを所有することに興味が薄れていくような感じになったせいかも知れません。
著名評論家さんの「本は買うもので、借りては意味がない」と展開される持論に反発したい気持ちもあります。
生かされた人生ですから、残された時間を、他人の意見に左右されることなく、穏やかに過ごしたいものです。