ナワリヌイ氏に思いを馳せてロシア料理=銀座「ロゴスキー」で「つぼ焼きランチ」

  ロシア当局によって拘束された反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は今、どうなっているのかと思ったら、首都モスクワから約100キロ東方のウラジーミル州ポクロフにある刑務所に収監されているといいます。(3月15日付ロイター電)

 ナワリヌイ氏の体調は良好だと伝えられていますが、弁護団の訪問を受けた直後に投稿されたインスタグラムのメッセージで、彼は「ロシアの刑務制度に驚いたことを認めざるを得ない。モスクワから100キロの場所に本物の強制収容所を作ることが可能だったとは全く想像しなかった」と発言しております。

 スターリン時代のラーゲリが復活しているということでしょうか。何とも恐ろしい…。

 ロシア全土でナワリヌイ氏の釈放を求めて抗議デモが展開されましたが、プーチン政権は強権を発動してナワリヌイ氏の妻ユリア・ナワルナヤ氏らを含め1600人以上を逮捕するなど抑圧しています。

 ということで、ロシアに思いを馳せて、本日は、銀座のロシア料理レストラン「ロゴスキー」に行って参りました。渋谷にある「ロゴスキー」は気に入って、もう随分昔ですが、友人たちと何度か行ったことがありましたが、銀座の「ロゴスキー」は今回が初めてです。

 というのも、ロゴスキーが入居している銀座のビルには中国人観光客御用達の家電量販店「ラオックス」があり、いつもいつも中国人観光客でいっぱいに溢れていて近づきにくかったこともあります。今は、コロナ禍で、そんなことはありませんが。

 でも、知る人ぞ知る有名店なのか、本日行っても、(緊急事態宣言下なのに)ほぼ満席で、私が出る頃には2~3人の客が外で待っていました。

前菜サラダ

 この店は「1951年創業 日本で最初のロシア料理レストラン」と銘打っています。一番の老舗です。でも、個人的には、ハルビン学院出身で恵雅堂出版を創業した麻田平蔵氏が高田馬場に開いたロシア料理店「チャイカ」(1972年創業)の方が味といい、良心的な価格といい、好きですね。皆さんにも是非お勧めです。昼休みは時間がないので、高田馬場まで行けないのが残念です(苦笑)。

ピロシキ(左)とボルシチ

 ロゴスキーと言えば、「つぼ焼き」なので、「つぼ焼きランチ」を注文しました。メニューをよく見たら、これが一番安くて2200円。一番高いランチコースは「ロゴスカヤ」で3960円でした。

 ランチでこの価格ですから、当然ながら、客層は富裕層に限られていました。まあ、服装と装飾品を一目見るだけで、それとなく分かります。中には高級ワインのボトルを昼間から開けているお客さんも目立ちました。逆に言えば、なるほど、こういう顔付き、こういう仕草をする人間が富裕層なのか、ということが手に取るように分かります。

 でも、私の斜め前方のテーブル席に座っていたアヴェックは、どう見ても怪しい。若い女性の方は20代の女子大生風。男性は初老、いや70歳は軽く超えていると思われる白髪の紳士。聞きたくもないのですが、女性は興奮して、結構ヴォリュームを上げて話しているので、耳に入ってきてしまいます。

名物「つぼ焼き」

 「ねえ、パパ。いいでしょ、いいでしょ?ねえ、買って、買ってえ」

 そのものズバリ、「パパ活」なのかもしれません。でも、パパ活にしては年が離れすぎています。「爺転がし」と言った方が無難かもしれません。とはいえ、白髪の紳士が可哀想かと言えばそうでもない。若い女子大生はこちら側を向いていたので、顔も表情もよく見えたのですが、白髪紳士は後ろ向きなので、表情が分からない。でも、声は聞こえます。

 「うん、うん、分かった、分かった」

 満更でもない表情を浮かべていると想像されます。

 どっちもどっちです。狐と狸の化かし合い。本当にどうでもいいんですが、もうちょっと声を抑えて会話してほしいなあ。食事をしていても、気が散ってしょうがない。

ロシア紅茶 勿論、ジャム入り

 ということで、ナワリヌイ氏の不遇に思いを馳せて、ロシア料理を選んだのに、怪しいカップルには水をさされてしまいました。

 でも、入場料2200円を支払って、生の人間観察と社会見学ができたと思えば、安上がりですんだかもしれません。

 とはいえ、一番安いランチにしたせいか、美味しかったですが、個人的にはちょっと量が少なかったなあ。腹六分目といった感じでした。

 ロシアといえば、何と言っても、トルストイ、ドストエフスキーと人類が産んだ最高峰の文学者を輩出しています。他にチャイコフスキーやムソルグスキーら偉大な作曲家もいますが、彼らも同じようにピロシキやボルシチを食べていたかと思うと、感無量になるではありませんか!

 

“ナワリヌイ氏に思いを馳せてロシア料理=銀座「ロゴスキー」で「つぼ焼きランチ」” への2件の返信

  1. ロシア料理といえば小学生のころよく同級生のルーマニア人(母がロシア系、父日本人)の家に行き、そこでピロシキやキャビアーなどをご馳走になりました。キャビアーがそんなに高価なものとは思いもしませんでした。彼とは小学校一年から大学まで一緒で、バンドも一緒に組んでいました。その後、彼は有名な音楽プロデューサーになり元奥さんの奈良橋陽子とともにゴダイゴを売り出しました。3週間ほど前に彼はセブ島で病死しました。彼の元奥が来月の11日(日)に大学でメモリアルを企画していて、40人ほど集まる予定です。私が勤めていた六本木から東京タワー方面に歩いたところにバラライカ(?)というようなロシアレストランがありましが、今でもあるのかな。ヨーロッパのお城のような建物で天井が黒く塗られていたような記憶があります。

    1. 小澤譲二様
      コメント有難う御座いました。
      ゴダイゴの名プロデューサーといえば、ジョニー野村氏ですね。今年1月23日にセブ島の自宅で亡くなられたんですね。御尊父は、これまた有名な野村三郎氏。陸士44期生。五・一五事件で連座して服役、釈放後、戦時中はブカレストの駐在武官を務めた方でしたか。
      ゴダイゴのタケカワユキヒデ氏は、小生の大学の音楽クラブの先輩と聞いてましたが、学生時代からプロの仕事で忙しく、一度もお会いしたことはありませんでした。御尊父は有名な音楽評論家の武川寛海氏でしたね。
      だんだんジグソーパズルが解けてきそうです(笑)。

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