カラバッジョ
アッキード事件もついに本丸に突入し始めました。
愛媛県今治市が、安倍首相と昵懇の学校法人「加計学園」に約37億円相当の土地(約17ヘクタール)を無償譲渡するという疑獄疑惑、もしかしてヤバイんでなえかえ事件のことです。
加計学園は来年4月、ここに岡山理科大の獣医学部を開校するそうです。学園の加計孝太郎理事長は、安倍首相の米国留学時代からの大親友で頻繁に食事やゴルフを楽しむ仲なんだそうです。第2次安倍政権になってから、「首相の一日」に加計氏の名前が12回も登場し、昭恵夫人も交えて会うこともあると、メディアもかなりしつこく調べておりますねえ(笑)。
安倍さんと加計さんとの仲は、森友学園の籠池さんとは比べ物にならないようです。昔ロッキード事件でも話題になった「刎頚の友」といったところでしょうか。
驚くべきことに、またもや、あの昭恵夫人が、この加計学園が運営する「御影インターナショナルこども園」の名誉園長になっているという事実です。
こんなことしていては、安倍首相がいくら「妻は私人だ」と強弁しても、「便宜供与」の疑惑(あくまでも疑惑ですが)が生じるのは当たり前ではないでしょうか。
伊太利亜ローマ
そして、特筆すべきことには、加計学園は、文科省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」の対象校になり、国からの助成金を獲得しているという事実です。
私は、加計学園なんて初めて聞きましたが、かなり手広く全国展開をやっているんですね。
何しろ、助成金(つまりは、国民の血税)の対象になったのが加計学園が運営する「千葉科学大学」と「倉敷芸術科学大学」の2件なんだそうですから。
今年に入って、文科省の天下り問題がクローズアップされてから、恣意的なさじ加減で、国有地、公有地の払い下げ事件が立て続けに起き、いずれも何らかの形で、文科省も少なからず絡んでいるとは!
以前、老人の年金や生活保護費などを搾取する「貧困ビズネス」が横行しましたが、今では「教育ビズネス」が流行っているわけですかねえ?
今、加計学園のホームページを見たら、吃驚です。看護から獣医までかなり手広く商売、いや教育ビズネスを展開しているんですね。
あの滋慶学園も吃驚です(多角経営という意味ですが、一緒にされたら失礼でしたね。ご寛恕の程を)