旧哈爾濱学院 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu
友人の本山君が韓国に旅行に行ってきたというので、土産話を聞きました。
毎週水曜日、ソウルの在韓日本大使館前につくられた従軍慰安婦像の辺りで、抗議集会があるというので、それを取材に行くのが第一の目的だったようです。
この「水曜デモ」は、1992年1月から始まったと言われますから、もう25年も続いているそうです。
彼が遠巻きに見た抗議集会も、大きな混乱はなく、むしろ整然としていたそうです。
300人ぐらい集まっていたとか。
中国・哈爾濱 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu
もう一つ、彼の目的は、板門店の休戦軍事境界線を実際に見に行くことでした。事前に申し込まなければなりませんが、日本語のガイドさんが付いてくれたそうです。
勿論、録音や撮影は禁止。
「恐らく、韓国も北朝鮮も、近くに軍事施設を設置しているからじゃないかな」というのが本山君の推測。
驚いたことに、板門店へはソウルからバスでわずか1時間半の至近距離にあったんですね。
何かあれば、本当にとんでもない。ソウル市内は横断歩道は日本のように高架式ではなく、地下化が多く、あちらこちらに地下が迷路のように張り巡らされ、地下商店も多かったとか。
「多分、地下はいざという時のシェルターにするつもりじゃないのかなあ」。これも彼の推測。
中国・哈爾濱 松花江 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu
羽田から仁川までわずか2時間25分。
今、北朝鮮の金王朝政権が常軌を逸したかのようにミサイル実験を繰り返しています。
北朝鮮の国営放送のアナウンサーがよく使う「敵を殲滅して、火の海にしてやる」という言葉は、もうレトリックでも威嚇でもなく、現実性を帯びてきました。
勿論、「射程内」の日本は当事者でもあり、北朝鮮が実験を繰り返せば繰り返すほど、日本の保守反動軍国主義者に大義のお墨付きを与え、勢いづかせております。
この先どうなってしまうのか?
恐らく、北朝鮮の若大将も、アメリカのトランプ大統領も、中国も習近平主席も、分かっていないのかもしれません。
全ては、「相手の出方次第」だからです。