目黒不動尊
4、5日前から、渓流斎ブログの仕出し獲得のためだけに、顔本(フェイスブック)を始めましたが、随分チャチなソフトですね。
出身地が登録できないのです。
元々、ユダヤ系米国人が始めた世界戦略ソフトのはずですが、恐らく米国のどんな小さな田舎の街でも登録できるのでしょうが、外国となるとカラキシ駄目ですね。
しかも、小生の出身地は米国人の知らない地方ではなく、東京都内23区なのに登録できないのですからね。
その他、色々と書き込めない所があり、顔本は非常に遅れた不便なソフトです。
嗚呼、あまり悪く書くと、選手登録抹消されるかもしれませんね(笑)。
※※※※※
暑さ復活した京都にお住まいの京洛先生から書状が送られてきました。
…志賀直哉の「座右寶」という大正15年に出版された写真集があります。これは、絵画、庭園建築、絵巻物、彫刻142を集めた写真集で、今、古書店でも入手しようと思ったら目が飛び出す値段がついているのではないでしょうか。
この志賀直哉が仏像で、「素晴らしい」と推しているのが、法隆寺夢殿の「観世音菩薩」と河内長野の観心寺の秘仏「如意輪観音座像」です。勿論、国宝です。
観心寺の如意輪観音座像は毎年4月に2日間だけ特別御開帳があり、吾人ら大衆も拝めます。
夢殿の観世音菩薩は4月と10月の年二回、拝める機会があります。
ところが、「国宝」指定など受けない、「絶対秘仏」というのがありますね。凄いでしょう(笑)。お寺の奥の奥にある、厨子に守られて、誰にも拝めない「絶対秘仏」です。住職でさえ眼に出来ない、と言われていますね。
有名なのは善光寺の「阿弥陀三尊立像」(お前立ち像は7年目ごとに特別御開帳)、浅草寺の「聖観音像」、園城寺の「本尊弥勒菩薩像」などで、学術調査も勿論拒否し、写真もありません。一度も開帳されていないのですから、誰も目にすることが出来ません。
和歌山の粉河寺(こかわてら)の「千手観音像」は2007年になんと217年ぶりに開帳されました。こういう「秘仏ご開帳」の情報こそ、貴重です。博物館、美術館に行くよりも勿論値打ちがあります。目垢がついてないのですからね。
貴人のブログも、こういう貴重情報の日程などをさりげなく探して、書いてみたらどうですか。これこそ、伝教大師(最澄)さんではありませんが、「一隅を照らす」というものです。…
へー、写真すらない、国宝でもない、住職も拝めない、学術調査も拒絶する「絶対秘仏」がこの世の中に存在するとは知りませんでしたね。
お上の御意向(ご威光?)をさりげなくかわす反骨精神は見上げたもんです。
「絶対秘仏巡り」情報は、関東圏の神社仏閣を紹介する「猫の足あと」を主宰する松長会長にはピッタリの企画ですが、あたしもさりげなく探してみようかしらねえ…。