「精神世界」や宗教と言うと、抵抗感を持つ方も多いので、あまり使いたくないのですが、要するに「達観」した人の意見というのは妙に一致しているので、「何か共通項があるのではないか」と修行の足りない私なんか考えてしまいます。
「達観した人」とは別に宗教家でなくてもいいのです。倒産を経験した経営者でも、芸能人でも、普通の市民でも誰でもいいのです。有名無名は関係ありません。
例えば、
●人生の問題に正解はない。
だから、自分の選んだ道を進めばいい…。この言葉は、最初、5,6年前に作詞家のA氏が週刊誌での対談で言っていました。また、最近、ある精神世界系の人の著書で同じような文言を発見しました。
●答えは、自らが知っている。
これも、精神世界系のTさんが著書の中で何度も言っていました。それが、先日、精神科医のDさんが、新聞のコラムで次のようなことを書いていたのです。
「(精神科医として)人の話を聞いていると、ほとんどの場合、患者さんは自ら問題点に気づき、答えを見いだしていくことが多い」
どうですか。「達観した人」たちの意見は、大して変わらないでしょう?