今、それほど暇ではないのですが、黙って見過ごすことは罪のような気がして、敢えて書くことにします。
「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人」というのは大野伴睦が言った有名な言葉ですが、今でも通用するのかと思ったら、豈はからんや、そうでもなきにしもあらずなんですね。
昨日、岸田文雄首相が発表した石原伸晃・元自民党幹事長を内閣官房参与に起用したというニュースのことです。あれっ? 石原氏って、先の衆院選東京8区で落選し、しかも比例代表でも復活しなかった人じゃなかったでしたっけ? つまり、やっと「ただの人」になったと思ったら、岸田首相の「お友だち」という理由で、また国民の理解も得られずに、政界の重職に復活するとは、とても承諾できませんね。
内閣官房参与の報酬は、1日2万6400円だとか。私が今、汗水働いている日当の3倍以上ですよ(笑)。この出所が、国民の税金ということですから、これではまるで失業対策じゃありませんか。国民の一人として黙ってられませんよね。
また、親父が出てきて「余人には代え難い」とエリート意識丸出しするのでしょうか?
岸田首相には任命責任があります。国民は黙って唯々諾々と従うのではなく、「異議あり」と声を出すべきです。
【追記】12月11日
12月3日に内閣官房参与に強行就任したばかりの石原伸晃氏(64)の辞任のニュースが飛び込んで来ました。
やはり、皆さんも大きな声で「異議あり」と表明して頂いたお蔭で、天にも声が通じたということなのでしょう。
でも、石原氏の辞任の理由は、彼が代表を務める政党支部が、新型コロナの影響を受けた事業者を対象とした国からの緊急雇用安定助成金約60万円受給していたことが発覚し、野党だけでなく身内からも批判が広がったからだというもの。
年収2000万円以上も税金から貰っている国会議員が助成金を受給するなんてありえない!
随分、お粗末な茶番劇でした。