あまり人様の懐具合を詮索することは品のないことですが、時の権力者となると話は別です。
ロシアのプーチン大統領の年収が約700万円だというニュース(共同通信がインタファクス通信の記事を転電)を読んで、「意外と安いんだなあ」と思ってしまいました。月給15万ルーブル、約60万円です。最も、ロシア人の平均月収が1万ルーブル(約4万円)ということですから、破格な年収なのでしょう。ロシア大統領府で儀典長を務めたシェフチェンコ大統領顧問がこのほど出版した『クレムリンの日常生活』に書いてあるそうです。
ちなみに、ブッシュ米大統領の年収は40万ドル(約4、500万円)。これも想像していたものと比べ、意外に少ない。我が国の小泉首相は、4、165万円だそうです。
世界のトップスポーツ選手となると、まるで別格。本当に別世界です。
「スポーツ・イラストレイテッド」誌の調べによりますと、ゴルフのタイガー・ウッズの昨年の年収は約98億円で「世界一」。次はF1ドライバーのミハエル・シューマッハーで約92億円。3位はテニスのアンドレ・アガシで約52億円。サッカーのデヴィッド・ベッカムが約34億円で7位に入っています。
ここまでくると、「もう好きにして」という感じになります。
帯広では残念ながら上映していない映画「マザー・テレサ」(オリビア・ハッセー主演)が無性に見たくなってしまいました。マザー・テレサは私有財産を一銭も持たずに、無償の愛で、貧しい弱者に生涯を捧げた人です。
品格については、常に考えさせられます。