まさに決死の覚悟で行って来ました。
十勝は新得町トムラウシにある霧吹の滝。
写真で見ると、大したことはないと思うでしょうが、それは素人の赤坂の夜は更けて、という昔の都都逸になります。
帯広から車で2時間半。新得町のトムラウシという所に着きます。
途中からラリーのようなグラベル、つまり、未舗装道路でした。
「霧吹の滝」入り口から、歩いて更に1時間。
山越え、谷越え、漸く辿りつきます。
「霧吹の滝」というので、猥褻なことを想像してしまいました。
しかし、実際に、目の当たりにすると、
猥褻を超えて、実に神聖なものでした。
まさに、日本の秘境です。
恐らく日本人でも、ほんのわずかの人しか目にすることが出来ないでしょう。
そういう方はとくとご覧ください。
北海道はもう秋です。
トムラウシの森の精気をいっぱい浴びてきました。
ついでに、滝壺にはまって、全身、水浸しになってしまいました。
決死の覚悟は無駄ではありませんでした。
生きて帰ってきたのもお地蔵さんのおかげでした。