2千億×1千億個 

北海道陸別町は、真冬はマイナス25度にもなる日本でも有数の極寒の地で、毎年2月には「しばれフェスティバル」を開催して、冬の寒さを逆に楽しんでしまう逞しさがある所です。

この町には、知る人ぞ知る「銀河の森天文台」があります。空気が綺麗で、空は澄み切り、天体観測にもってこいの土地なのでしょう。その天文台が発行している「りくべつ 天文台だより」2005年秋号に面白いコラムが載っていました。

「星の数ほど」とはよく言いますが、実際、どれくらい星の数はあるのでしょうか、という話です。そのコラムによりますと、星(恒星)は、我々が住む銀河系の中だけで2千億個も存在するそうです。そして、宇宙全体では、この銀河系がさらにまた1千億個以上も存在すると言われています。ということは、星の数は、2千億個×1千億個という莫大な数になります。これに惑星や衛星の数を合わせると単位も分からない途方もない数になるというのです。

これだけの星があると、地球だけが唯一、生物が存在するということは信じられませんね。それ以上に、毎日のちっぽけな悩みがほんの些細なものに感じられます。これから北海道でしか見られない冬の満天の空を見るのが楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

旧《溪流斎日乗》 depuis 2005 をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む