🎬「フレンチ・ディスパッチ  ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」は★★

 今、巷で話題になっているウェス・アンダーソン監督作品「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」を、コロナ禍の中、観に行ってきましたが、正直、つまらなかったなあ…。

 オミクロンの感染拡大のせいなのか、真冬だというのに、映画館内は冷房が効いていて(まさか!)、脚が寒くて寒くてしょうがなく、映画もつまらないので、映画の世界に集中できず、珍しく途中退場しようかと思ったぐらいです。

 同監督のアカデミー賞4部門受賞作「グランド・ブダペスト・ホテル」(主演レイフ・ファインズ、2014年)は大変面白かったんですけどねえ。今回は、ちょっと、観念的過ぎたといいますか、突拍子もないといいますか、破天荒な映画でした。「これこそが芸術だ」と言いたい人もいるでしょうが、もし、これが「偉大なる芸術」だとしたら、国会議員でもないのに、辞めます、と私は国会で宣言しますよ。

 それでも、「ゴーストバスターズ」などのベテランのビル・マーレイ、「スリー・ビルボード」「ノマドランド」などでアカデミー主演女優のフランシス・マクドーマンド、「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ、「トラフィック」のベニチオ・デル・トロ、そしてボンドガールのレア・セドゥら、超が付く大物俳優が出演しています。

銀座・とんかつ「不二」ミックス定食600円(20分以上待たされましたけど)

 フランス・パリ郊外の架空の街にある米国の雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の編集記者たちの活躍を描いた作品で、アート、ファッション、若者文化、グルメなどテーマごとに話が全く違う3本のオムニバス形式になっていたことが後になって分かりました(苦笑)。映画なのに、演劇的手法で撮影されています。登場人物全員が固まったように静止し、それが、回転舞台のようにして場面が変わっていくという手法です。実に奇を衒っています。

 アクションペインティングや、1968年の学生たちのパリ蜂起などがモデルになっているようで、車からファッション、食事に至るまで60年代カルチャーを忠実に再現している感じです。アンダーソン監督は1969年生まれなので、ビートルズの現役時代も知らないはずなのに、60年代が好きなのでしょう。時折、カラーを白黒に変換したりして映像芸術の極致を目指している感じがします。

 第1話の「確固たる名作」では、ボンドガールのレア・セドゥが惜しげもなく見事な裸体を披露しています。でも、何か彫刻のようで、猥褻観も卑猥観もないのですが、必然性がないといいますか、不自然で違和感ばかり募りました。「看守役なのだから、別に脱ぐ必要もないのに」「監督に強制されたのかな?」「随分、安売りしてしまったなあ」「昔の大女優だったら考えられないのになあ…」と同情してしまったほどです。

 ※これは、あくまでも有料で観た個人の感想です(笑)。

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