函館・カトリック元町教会
帯広畜産大学と地元帯広の会社の共同研究で、柏の葉っぱを使ったお茶を開発しました。
名付けて「かしわ茶」。商品化は世界で初めてだそうです。今のところ、帯広市と清水町の店舗でしか発売していませんが、そのうち、スーパーか通販かネットで全国販売も検討しているそうです。
人類の歴史がこれだけ長いのに、これまで誰も柏のお茶を考えたことがなかったのは不思議なのですが、どうやら、柏の葉っぱにはカテキンとタンニンが多く含まれているので、渋みと苦味が強いので、お茶にして飲もうと考える人がいても少なく、まして、商品として売り出すような奇特な人がいなかったのが真相のようです。中国では、柏茶らしきものがあるらしいのですが、日本の柏とは違う種類の葉っぱだそうです。
柏は全国でも北海道、それも十勝地方に一番多く生育しているそうです。まさしく原料はタダなのです。こちらの方言を使うと「ナンボでもある」。
帯広畜産大は、4週間かけてマウスに動物実験し、毒性がないことをつかみ、しかも、総コレステロールを抑制し、中性脂肪を低下させる効果があることを突き止めました。科学的データで実証したわけです。それでも、福島助教授は「人間に効果があるかどうかは人体実験ができないので分からない」と正直に語っていました。
春先の青々した柏の葉っぱは、確かに苦いようですが、秋の紅葉の時期の枯葉はそれほどでもないようで、牛さんも好んで食べるそうです。
「かしわ茶」は、特殊加工するわけではなく、自然乾燥した柏葉を洗浄、消毒、凍結乾燥して粉末化しただけです。誰でも作れるので、特許を出願するそうです。
1箱630円。私も飲みましたが、苦味はあまりありません。柏の味がしました。変な日本語ですが、飲むと「健康に効く」感じです。これでは分かりにくいかもしれませんね。
帯広畜産大の人がこんな風に宣伝してました。
「大地が醸し出すたおやかな味」
どうですか?飲みたくなりましたか?
全国販売は当分先でしょうから、是非、十勝に遊びに来てください。