(昨日のつづき)
南極が魚臭いのは、それだけ、生命力に溢れている証拠だというのです。
その正反対がエーゲ海です。室岡さんは、トルコを旅行した際に、エーゲ海も訪れました。紺碧の海に白い建物ーカサブランカが映え、まるで映画の世界です。室岡さんは、あまりにもの美しさに、吸い込まれるようにして泳いでみたそうです。
すると、何の臭いもしなかったそうです。そして、具に海の底を眺めても美しいだけで、藻クズの一つもありません。つまり、魚や生物もいない世界だったそうなのです。
室岡さんが、最終的に行き着いた所は、パキスタンにあるフンザという村でした。ここに、100歳近い老人がゴロゴロしていて、しかも矍鑠して、簡単な農作業にも従事している。
室岡さんは、フンザの村人たちが、なぜ、長生きできるのか、調べてみることにしたそうです。