最近よく耳にするのが「コエンザイムQ10」と呼ばれるものです。健康食品に含まれる成分だそうです。
この成分を入れた健康食品が売れに売れて、圧倒的なシェアを持つカネカという会社の株がここ2年で3倍近く跳ね上がったという記事も目にしました。(老婆心ながら今更買っても駄目でしょう)
しかし、内閣府の食品安全委員会は、「安全性を判断する科学的なデータが少ない」という理由で、コエンザイムの一日の摂取量の上限設定を見送ることにしました。
コエンザイムは、「美容や老化予防に効果がある」と喧伝されてきましたが、要するに、まだ効果があるかどうか分からないと言っているわけです。
胃の不快感などの軽い副作用も報告されているようです。
この手の話は本当によく分かりませんね。「効果があった」といえば、そういう人がいるかもしれません。しかし、数年ではなく、10年、20年の長期間、摂取続ける「人体実験」をしない限り、その本当の効果なんて分からないのでしょうね。
そのうち、コエンザイムなんてすっかり忘れ去られるのではないでしょうか。