高校時代からの親友であるK君に久しぶりに会いました。
4月に東京に戻ってきてすぐにでも会いたかったのですが、お互いの日程が都合つかず3ヶ月経ってやっと会えたわけです。彼は、病気を抱えて、自宅療養中の身ですが、いつもこちらの方から人生上の難問を突きつけて、黙って聞いてもらうことが多いのです。
しかし、今回ばかしは、私自身の問題が重過ぎて、深刻すぎて、彼にも話すことができませんでした。35年の付き合いですから「阿吽」の呼吸でわかるでしょう。
昔読んだシャーロック・ホームズの一節を思い出しました。ホームズと友人のワトソンが同じ部屋にいたシーンです。こう書いてありました。
Old friends do not talk.
古い友人同士はあまり話をしないものだ。