銀座のうなぎといえば、夏目漱石も通ったと言われる4丁目の「竹葉亭」が有名ですが、1丁目の「ひょうたん屋」という評判の店に初めて行って見ました。
確かに、評判通り、素晴らしいお店でした。つまり、値段と味のバランスという意味で。
建物は木造で、とても雰囲気があります。昭和22年に居酒屋として開業して、昭和35年から鰻専門店になったそうです。小津安二郎の「東京物語」に出てきそうなお店です。
お昼のランチで1500円の「中」を注文しましたが、ご飯は魚沼産のコシヒカリで、鰻は蒸さない関西風のせいか、ほどよい食感と、濃すぎない味付けで、久しぶりに鰻を堪能した感じでした。★★
何かあれですね。最近、食べ物のことばかり書いてますね。お許しあれ。
この「ひょうたん屋」のすぐ近くに幸稲荷神社があります。その横の狭い路地を入った所に、居酒屋「卯波」があります。ここは、3年前に亡くなった俳人の鈴木真砂女が昭和32年に始めたそうです。現在、お孫さんが引き継いでいるので、今度、一度、覗いてみようかと思っています。どなたか、お付き合いください。