人を憎まず 自分を褒める

銀座

一週間ほど前、夜中にふと眼が覚めてしまい、ラジオをつけたら、中高年に人気の「ラジオ深夜便」をやっておりました。その中で「ゲーテの言葉」として、大変、心に残る箴言を読んでくれました。

とはいえ、メモしたわけではないし、寝転がってぼーと聴いていたので、大まかなことしか覚えていません。こんな感じだったと思います。

過ぎ去ったことは後悔しない

人を羨んだり、憎んだりしない

自分を卑下したり、蔑んだりせず

自分を褒めること

大変素晴らしい言葉だと思います。

私なんか、いつも後悔し、ひどい仕打ちをした嫌な人間を憎み、自己嫌悪に陥っていたからです。

だから、簡単なようで、なかなかできないものです。

人を憎まず、自分を褒めるー心掛けたいと思っています。

ところで、仏教では「和顔施」という行為があるそうですね。いつも、ブスッとしていないで、人に会ったら、落ち込んでいても、嫌なことがあっても笑顔を返す。

これは、日本人は案外苦手のようです。東京では、人にぶつかっても何も言わずに、さも当然とばかりに通り過ぎていく人が多いからです。(老若男女問わず)

その点、アメリカでは、ほんの少しすれ違っただけでも、「ハイ!」と笑顔を振りまいてくれます。

ある人の説では、広大な大陸で人間同士会うのは稀で、偶に会えば、「私は、あなたの敵ではない」という自己アピールするため、ということらしいのですが、仏教徒でもないアメリカ人の方が日本人より「和顔施」を良く知っていて、しかも実践している気がします。

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