頭が下がる話

  パンテオン

友人の父親の話です。

彼は、私の友人の会社の後輩で、バンド仲間でもあります。ハイトーンヴォイスで、4オクターブも出ます。現在、四国の某市に単身赴任中です。名前を聞けば誰でも知っている有名なアイスクリーム会社の営業マンです。

彼のプライベートなことはほとんど知らなかったのですが、ここ2、3日、急にメールのやり取りをするようになり、面白い話を聞く、ではなく知ることができました。

一番面白かったのが、彼の父親のことです。既に、地元の地方紙に載ったことがあるので、ブログ転載も彼の許可を得ています。

彼の父親は、名古屋の国際的な自動車会社と書けば誰でも分かってしまうので、明らかにするとトヨタ自動車のエリートサラリーマンでした。しかし、彼の後の岳父に当たる人に気に入られて、婿養子になって、岳父の会社に転職するのです。しかし、岳父が、どうやら株の取引で大きな損害を出したらしく、その会社は倒産してしまうのです。

お父さんは既に50歳を過ぎていましたが、一代奮起して、中小企業診断士の国家試験に合格して、結局、それを生業として、一家を養っていくのです。

その後、70歳代前半で、妻、つまり友人のお袋さんを亡くし、またまた、奮起して、77歳からスペイン語を勉強して、話せるまでマスターしてしまうのです。80歳になってスペインに渡航し、ホームステイしながらマドリード大学で若者に交じって経済学の講義を受講するのです。

スペイン語は、動詞変化などを壁に貼って毎日お経みたいに読んで覚えていったそうです。また、お父さんは古文漢文にも強く、晩年は道元の「正法眼蔵」を読みつつ、セルバンテスの「ドン・キホーテ」を原書で読んでいたということです。

本当に頭が下がる話ですね。

あなたは、この話を聞いてもボヤボヤしてられますか?

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