自他ともにビートルズ・フリークを任ずる私なのですが、ついにDVDプレーヤーを買ってしまいました。
某量販店で、ビートルズの「アンソロジー」5枚組セットが、定価1万5750円のところを、何と半額以下の6980円で売っていたのです。「アンソロジー」はVHSのビデオは持っていたのですが(というより、私のビートルズ・フリークを知っているアメリカに住む今村君が態々贈ってくれたのです)、DVDには「スタッフ編集秘話」などのおまけが付いているので、いつか買いたいなあ、と思っていたのです。
半額以下ですよ!これは、買うしかありません。
でも、ソフトは買っても、専用再生機は持っていません。そこで、小さな8型の画面のポータブルのDVD再生機も、思い切って買ってしまいました。
ポータブルにしたのは、英語の字幕を出して、語学の勉強を兼ねてやろうという魂胆があったからです。
買うときは、本当に清水の舞台から飛び降りる感じでした(大袈裟~)が、買ってよかったです。
特に、ビートルズの連中の英語の発音は聴き取りにくく、字幕を見て、「ああ、そうだったのか」と分かることがしばしばだからです。彼らは、リバプール出身なので、訛りがひどいのです。リバプールは、ロンドンの北東に位置し、列車で2時間半くらいかかるので、日本でいえば、リバプールは仙台と考えていいのではないしょうか。
ジョン・レノンもリバプール訛りを認めています。あるインタビューで「ロンドンでは、grassのことを、グラ~スなんて気取って発音するけど、俺たちはストレートにグラスって言うんだよ」なんて、発言していましたが、やはり、ジョンが一番、聴きとりにくいですね。次はジョージ・ハリスン。ポール・マッカトニーとリンゴ・スターは割りと分かりやすい発音をしてくれます。
これで(生きる)楽しみが1つ増えました。今、古い映画ならDVDのソフトがわずか500円で買えますからね。素晴らしいことです。チャップリンはすべて集めたいし、007シリーズも欲しいし、ゴッド・ファーザーも欲しいし、ヒッチコックもヴィスコンティも欲しい…。困ってしまいますね。
でも、今、一番欲しいのは、ルネ・クレマン監督の「太陽がいっぱい」(1960年)です。この映画には、人生の絶頂と転落と悲哀と人間の傲慢さと嫉妬と愛と裏切りと勇気と冒険と経済と観光と…何かすべてが織り込まれているようで、何度見ても飽きないのです。劇場とテレビで50回以上は見ています。
ああ、止まらなくなりそうなので、今日はこの辺で。