「薬師寺展」に行きました

調布先生から「これから『薬師寺展』http://yakushiji2008.jp/index.htmlを見に行きましょう」と、昼間に突然電話がありました。世の堅気の人たちは額に汗して一生懸命に働いているというのに、よっぽど暇人にみられているんですね。

しかし、私はその通りの暇人でしたから、上野の国立博物館までノコノコ足を運びました。いやあ、平日の昼間だというのに、すごい混雑でした。ちょうど花見のシーズンでもあるので、皆さん仕事を休んできたのでしょうか。

調布先生に誘われなかったら、行くつもりはなかったのですが、最近、心がささくれ立っていたものですから、「心を洗いたいなあ」と思っていたので、丁度いい機会でした。有り難かったです。

目玉の国宝「日光菩薩」「月光菩薩」立像を見るのが眼目でした。高さ3メートルくらいでしょうか。あんなに間近に見ることができて、感動しました。お陰様で心が洗われました。普段は奈良の薬師寺の金堂に鎮座されいますから、遠くからしか拝観できません。今回は、本当に触れるくらい間近で拝むことができるのです。

しかし、一家言の持ち主の調布先生は「やっぱり、奈良で見なくてはいけませんね。魂を抜いて持ってきたので、見世物になってしまっています」とおっしゃるのです。

私は凡人ですから、それでも有り難かったですね。奈良にまで行かなくても、菩薩さまが向こうからやって来て下さったのですから。

その足で、有楽町の国際フォーラムに行きました。「アートフェア東京」http://www.artfairtokyo.com/を見るためです。関係者だけの前日公開だったのですが、ここもすごい混雑でした。山口晃さんの取材でお世話になったミズマ・アートギャラリーの長田さんにお会いしてご挨拶するのが目的でしたので、ミズマのブースに行ったのですが、ここもまたものすごい人だかりで、オーナーの三潴さんが中国系のテレビ局にインタビューされたりしていました。

アートフェア東京は、画廊による即売会みたいなものです。数千円から数千万円の作品が古美術から現代アートまで展示されていますから、ご興味のある方は覗いてみてください。川端康成や吉田松陰らの「書」も150万円から300万円くらいの価格で展示されておりました。もちろん、私はとても買えませんでしたが。

この後、調布先生と軽く飲みました。その時「あなたの日記は、個人的なことを書きすぎますね」と注意されてしまいました。私は「いやあ、実は永井荷風の『断腸亭日乗』を目指しているんですよ。個人のささやかな体験も五十年後百年後の人が読んだら、面白いんじゃないかと思いまして」と申し上げたところ、「そんなに残るんですかねえ」と苦笑いしておられました。

そのうち、調布先生は「仲田さんをお呼びしましょう」と言って、急に本当にいきなり電話をしてしまうのです。調布先生は迷ったり、悩んだりしません。思い立ったらすぐに行動に移してしまいます。そこが私のような凡人とは違うところです。

会社の先輩である仲田さんとは新橋の駅前にある居酒屋「くまもと」で合流しました。そこで調布先生とは別れたのですが、そこから、仲田さんと二人で北海道料理の「炉ばた」(落語をやる日があります)とスナック「手羅須」(東京新聞の小石さんのお店)とはしごしてしまい、終電を逃してしまいました。

そこで何を話したのか…書けませんね。調布先生は「日記には個人的な本当のことは書けないもんですよ。だから、福田首相のこととか、もっと大きな天下国家のことを書きなさい」とおしゃっていましたが、悔しいけど、その通り、個人的な本当のことは書けませんね。荷風の日記でも、公開するのが目的だったので、本当のことが書いてません。私も、別に隠しているわけではないのですが、人生は生きるのに辛すぎる。

“「薬師寺展」に行きました” への1件の返信

  1. 吉田松蔭先生は人材育成の最高の達人!

    自分は吉田松陰先生を崇拝しています。まず若くして萩の書物はもとより、当時の日本の書物を読み漁ってしまった、知識欲。「21回猛士」と自ら名乗り、21回の猛々しい行動でもって思想を体現しようとしたあの行動力。そして、永遠に不朽、不滅である「松下村塾」にあって、…

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