調布先生に学ぶ人生講座

 

 

 

先日「渓流斎を囲む会」を告知したところ、早速、北海道に住むAさんからメールを頂きました。

「是非参加したいのですが…」というのですが、もちろん、遠路遥々、難しい…。分かってます。こうして、メールを頂くだけで、本当に嬉しかったです。有難う御座いました。

Aさんの許可なく、ちょっと内容をばらしてしまいますと(笑)、私に会うというより、会にどんな人が集まってくるのか見てみたいとおっしゃるのです。そして、特に、会ってみたいのが、「調布先生」なんだそうです。さすが、Aさん。もてますね、調布先生は。

小生のブログの長年の読者の方はよくご存知だと思いますが、調布先生は、もちろん、実在の人物で、知る人ぞ知る大人(たいじん)です。でも、私もちょっと、魅力的に書きすぎたかなあ、と反省しています(笑)

小生の人生の師なので、色々と教科書や書物には書かれていないことで、教授を受けてきました。調布先生がいなければ、今頃、とっくに会社を辞めて風来坊になっていたことでしょう。

調布先生は生粋の京都人です。司馬遼太郎が、京都の長老に取材した際、「この間の戦さは大変だった」というので、太平洋戦争のことかと思ったら、「鳥羽伏見の戦い」だと分かった、とエッセイに盛んに書いてますが、調布先生の場合、「この間の戦さ」とは、1467年の応仁の乱のことを言うのです。半ば、冗談ですが、物事の事象を百年単位どころか、五百年単位の深さで俯瞰する人なのです。

ああ、また、よく書きすぎてしまいましたね(笑)。

調布先生の言行録の中で印象的なものに、「人はどこでつながっているか分からないから、悪口を言ってはいけませんよ」というのがあります。他社の人に、全く接点がないと思って「おたくの佐藤さんはひどい人ですね」何て口をすべらせようものなら、佐藤さんは、その人の直属の上司の弟の親友の孫の保証人(笑)だったりして、左遷されたりしてしまうのです。「人に会ったら、誰でも、いい人ですね、いい人ですね、と褒めていればいいのです」。それが世間の荒波を乗り切る方便だといのです。さすが京都人。

最近、調布先生が口にするのは「人間、看板だよ。皆、看板で仕事してんだよ」です。○○銀行の取締役、天下のNHK記者、大手商社、それに画家も作家も名前という看板があるから商売ができるのです。看板は大きければ大きいほどいい。暴力団でさえ、最大広域組織のバッジや法被を欲しがるのです。しのぎが遣りやすいからです。皆、看板のおかげなのに、自分が偉いと勘違いしてしまうのです。

私は小さな看板で仕事をしているので、この話は分かりすぎるほど分かります。

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