ややこしいことは考えない

陸上女子百メートルで、福島千里選手(帯広南商高出)が、女子短距離としては、1952年のヘルシンキ五輪以来実に56年ぶりにオリンピック代表に選ばれました。

確か、北海道に住んでいた頃、易経などを教えて頂いた角田先生も同校出身だったなあ、と思って久しぶりに電話したら、つい、長話になってしまいました。(地元では号外が出たそうです)

先生は、何と、フランス人の友人ができて、今、フランス語を勉強しているというのです。「いつか、プロバンスに行きたい」というので、かなり本気です。

私は自分でも笑ってしまいますが、この年になっても、まだ、将来がはっきりせず、右往左往というか、相変わらず、迷ってばかりいるのですが、先生は「悩まなければいいんだよ」と諭してくれました。

「悩みたい人は、悩みたいから悩んでいるのです。迷っているのは迷いたいからです。もうそろそろ、自分を許したらどうですか。ありのままの自分を受け入れたらどうですか。自分自身を信じることです。人は人、自分は自分なのです。人と比べたりするから、そこに嫉妬や自己嫌悪や劣等感が生まれるのです。他の誰よりも自分自身が頼りになれば、人生が変わります。外側に何かを求めなければ、内側からエネルギーが沸いてきます。だから、早く自立して、誰よりも自分のことを理解してあげてください」

そうですね。私も難しく考えすぎていました。

そういえば、調布先生の口癖に「あんまり、ごちゃごちゃ考えない方がいいですよ。ややこしいことを考えたりするからいけないんですよ」というのがありました。これを英語で何というか?それこそ、あまり、ややこしく考えない方がいいですよ。極めてシンプルに、

Don’t complicate things.

と言います。

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