チャーリー・シーン

17日の米テレビインタビューでの、チャーリー・シーンの告白には驚きましたね。
まさに、桁違いですよ。

ゴシップ好きのあなたには、説明はいらないでしょうが(笑)。

こんにちは ゴーストライターのミカエルです。渓流斎さんはいまだに行方不明です。だから代わりにミカエルが書いています。ミカエルて、誰でしょうか?

ヒントは漢字です。

渓流斎さんは昨日、御尊父の没後10年の命日ということで、某県某市にある霊園に一人で行かれたそうです。が、運悪く、その日は霊園事務所が休みで、中の売店も休みでした。これでは何の意味もない、とうことで、またバスで最寄り駅に戻って花を買って来て、再挑戦したそうです。

渓流斎さんの今年の運勢は、あまりよくないようですね。

そういえば、京都にお住まいの京洛先生の奥方様も確か、10回忌(そういう仏事はないでしょうけど)だったはずです。

10年なんて、あっという間に過ぎてしまいます。

「一日一日をしっかり生きていくことが、大切。健康第一ですよ」と渓流斎さんはおっしゃっておりました。

モネ展を見たぞい

○○中の渓流斎さんに代わってゴーストライターのミカエルが、東京・上野の「モネ展」を見に行きました。

えらい計算違いは、一番のお目当てだった「印象、日の出」が10月18日で展示が終わっていたことですね。

それを早く言ってよ!

でも、渓流斎さんは去年の3月に、実際、パリのマルモッタン美術館まで足を運び、この絵を間近で堪能するように見ているんですよね。

「日の出」については、詳しい説明はいらないでしょう。

それより、主催者による拡張販売で、タダ券を貰った人が多かったのか、平日の昼間だというのに、10分も待たされ、絵の廻りは、三重、四重の人だかりでした。

明日は「シルバーデイ」とかなんとかで、65歳以上は無料ですから、まあ、躊躇ったほうがいいでしょう。

私は、モネは、世界中の色んな所でたくさん見てきましたが、今回の内容は悪くなかったです。

晩年は、訳の分からないように絵の具をぬりたくったりして、とても具象には見えません。やはり、モネは、印象派の創始者であり、抽象画家の先駆者でもあることが分かります。

私の一番好きな凄い画家です。

パリ 同時テロ

またまた、世の中が物騒になってきました。13日金曜日にパリで起きた同時テロのことです。

まだ、詳細については明らかになっていませんが、恐らくISグループの犯行で、死者は130人以上というフランス史上最大のテロ事件でしょう。今年、2015年は、「シャルリ・エブド」事件で始まり、フランスにとっては「厄年」かもしれません。

事件の背景や動機については、専門家が予測している通りかもしれません。オランド大統領も観戦していたサッカー場まで、爆発事件があったとは驚きでした。インサイダー情報をもっているということでしょう。

ただ、事件の起きたのが大国フランスだったため、日本のメディアでも大々的に報道されましたが、いまだに、パレスチナやイラク、アフガニスタンなどではテロ事件が頻発しています。そして、こちらは日本ではあまり報道されません。

しかし、これから、日本でもテロが発生しないとは限らないでしょう。

一市民の自分は、問題があまりにも複雑過ぎて、いい解決策が見つかりません。

コスタリカから帰国して、あらゆるところに監視カメラが設置されている日本をみて、ジョージ・オーウェル的な管理社会になったものだと吃驚しましたが、いずれにせよ、住みにくい世の中になったものだと嘆息するしかありません。

荷風散人

私の名前はミカエル。ゴーストライターです。

噂によりますと、渓流斎さんは今、コスタリカ辺りに住んでいるそうです。ガサネタかもしれませんが。

先日、日本で渓流斎さんに会ったという忍びのお銀こと御徒町銀に話を聞いたところ、何と東京の御茶ノ水で会ったそうです。

「この街も随分変わったなあ」と渓流斎さんは言ったそうです。何と、駅前の一等地の殆どが「処方箋」の薬局になっていたそうです。近くに順天堂大病院や東京医科歯科大病院などがひしめいているので、需要と供給のバランスでそうなったのでしょう。

しかし、と渓流斎さん。薬局の前は何屋さんだったか、覚えがないと言うのです。ファストフード店か、喫茶店か、それとも楽器屋さんだったか…。

それにしても、東京は今、変貌つつあります。勿論、2020年の東京オリンピックの影響でしょう。銀座も変わりつつあります。旭屋書店などが入っていた東芝ビルの跡地も、何か、けったいな商業ビルが完成しつつあります。

松坂屋のあった広大な敷地にも何やらの商業ビルを建設してます。

前回の東京オリンピックで、日本橋の真上に高速道路を造るような無粋なことは、今回やめてほしいですが、どうなることやら。

変貌する東京を見ていると、やたらと永井荷風を読みたくなります。荷風散人は、江戸情緒を求めて東京を彷徨いますが、関東大震災が起きる前の大正の始めでさえ、すっかり変貌していたようですね。

荷風散人は、同時代に背を向けて、面影と幻影を探し求めていたように見えます。

猪野健治著「テキヤと社会主義」

京洛先生のお奨めで、猪野健治著「テキヤと社会主義」(筑摩書房)を読みはじめています。

お!?

京洛先生が出てくるとは、この渓流斎ブログは、本物らしくなってきましたね(笑)

しかし、まだまだ油断できません。

だって、ゴーストライターは、さっき一時間ほど前に食べた食事のメニューも、昨日何処に行ったのか、忘れてしまうぐらいですからね。

やはり、怪しい。

では、ゴーストライターとして、続けます。

テキヤとは、香具師のことで、いわゆる露店商のことです。映画の寅さんみたいな人です。

しかし、寅さんのような独立独歩で、ふらふらバイ(商売)をしている露店商人は、フィクションで、実際の香具師の業界は、親分絶対支配の社会なんだそうです。

香具師は、中国古代の神話に登場する神農黄帝を始祖と仰ぐため、神農業界とも呼ばれます。神農は、百草をなめて薬草を選び、路傍で売って病人や怪我人らを救ったと言われ、売薬行商人の信仰の対象になっています。

香具師が神農を始祖と仰ぐのは、扱うネタのなかにガマの油などの薬物があり、露店でバイをする共通点があるからだそうです。

香具師というと、世間では裏社会と繋がっていると見られがちですが、もともとは、露店で商売をせざるを得ない社会の最下層といいますか、底辺で働く真面目な労働者でした。だからこそ、世の不公正に異議を申し立てて、社会主義運動やアナーキズムに走るテキヤが、1920年代に一部いたという史実を数少ない資料を発掘して書かれたものがこの本の特徴になっています。

大杉栄まで出てくるのでびっくりしてしまいました。(大杉殺害の報復を図るギロチン社の高嶋三次ら)

今では、全国的に露店の出店が制限されたり、禁止されたりして、食い扶持を取り上げられた香具師が、仕方なく債権取立てやヤミ金融などに手を染めて、暴力団組織の傘下に入ってしまうケースがあるそうです。

この本では、色々と教えられます。例えば、演歌というのは、壮士節から発展したもので、演説を歌にするという意味が込められているのだそうです。演説とは、時の薩長政府を鋭く批判したり、時事問題を風刺したりする内容で、どこかの会場で演説会を開けば、官憲から中止されるため、仕方なく、全国津々浦々でバイをする香具師の軒先(とはいっても青天井の道端だが)を借りて、演説に節をつけて演歌を歌い、その歌詞を売って生計をたてていたそうです。

香具師にとっても、演歌師は「何かをやってる」という客の呼び込みにもなり、お互い様にになっていたのかもしれません。

結構、読みがいがあります。

付録として、本書に出てくる香具師業界特有の隠語を列挙しておきます。恐らく、広辞苑にも出てこないのでは?

⚫帳元=親分
⚫モミ=インチキ賭博
⚫ゴロ=抗争、喧嘩
⚫ギシュウ=無政府主義者、社会主義者
⚫タカマチ(高市)=祭礼
⚫ズリ=ゴザ
⚫脱尾=警察の尾行から逃れる
⚫庭場、費場所=縄張り
⚫ネス=素人
⚫ネンマン=万年筆
⚫アカタン=金魚
⚫チカ=風船

こんにちは

ここは何処?私は誰?

何処の誰かは知らないけれど、誰もが皆知っている、不思議な人、渓流斎さんは何処に行ってしまったのでしょうか?

もしかしたら、待望論から、渓流斎の名を騙って、このブログを始めたのかも知れません。

その噂の真相は如何に?

またもや無差別殺人事件

 

犯人の菅野昭一という名の男は、33歳にもなるというのに、「親に仕事のことで相談したら、乗ってくれなかったから。無差別に人を殺したいと思って包丁を買った」と供述しているらしいのですが、唖然としてしまいます。彼は、大人になるための通過儀礼も経ず、希望も挫折もなく、ただ単に年だけ重ねただけなのかもしれません。殺された22歳の書店店員アルバイトの斎木愛さんの方が浮かばれません。ご両親、友人はさぞ無念でしょう。

 

この間の秋葉原連続殺傷事件の加藤容疑者といい、何か、このごろの日本人はおかしいですね。

 

非常に幼稚で、短絡的で、すぐ人に責任を転嫁する。昔の殺人者は、救いようのない貧困とか怨恨とか、それなりの重い動機を抱えていたのに、最近では、「周りから相手にされなかったから」とか全く意味不明の、本人も分からないような衝動的な動機が多く、「誰でもよかった」というのが特徴的です。

 

こういう人たちだけでなく、現代人は、自分自身を大切にしていないから、こういう発想になるのではないでしょうか。自分自身を労わらなければ、そして、かけがいのない生命を認識しなければ、他の人のことも尊重できないのではないでしょうか。

 

世間が悪いとか、教育が悪いとか、こういう子供たちを育てた大人が悪いというのは簡単です。今からでも遅くはない。一人一人が、憎悪や怨嗟から解き放たれた世界を築いていかなければならないと思います。ちょっと抽象的な言い方ですが、これから私もこのブログを通して、少しずつ書いていきたいと思っています。

石原慎太郎という男 「てっぺん野郎」

世界一の鮮魚市場「築地」をダイオキシンだらけの「豊洲」に移転させようとしたり、世論調査によれば、国民の半数以上が反対しているのに、2016年のオリンピックを東京に招致しようとしたりしている東京都知事の石原慎太郎さんほど毀誉褒貶の多い人はいないでしょう。

 

どうでもいいのですが、私は、彼のことはあまり好きではありません。以前、「ババアほど人類に貢献しないものはいない、と高名な科学者が言っていた」と発言して物議を醸しましたが、「フランス語は数も数えられないほど低級な言語だ」と言い放って、フランス語学習者を冒涜したことが許せないからです。

 

自分でも笑ってしまいますが、私如き凡人が「許せない」なんて言っても、向こうは蚊に刺されたほども痛くもかゆくもないだろうし、私のことなぞ、全く眼中にもないので、本当にどうでもいいのですが、かつまた、彼が一介の小説家だけであるなら、彼の作品を読まなければいいだけの話なので、こちらも同じ土俵にのぼることなどしなくていいのですが、相手はこちらの生活までを左右する権力を握った政治家なので、彼が一体何者なのか、気にしないではいられません。

 

石原慎太郎さんに関しては、もう五年前に出た本でちょっと古いのですが、佐野眞一さんの書いた「てっぺん野郎 本人も知らなかった石原慎太郎」(講談社)が本当に面白いですね。

 

特に、慎太郎と戦後映画界の最大のスター裕次郎兄弟の実父石原潔について、調べに調べ尽くして描かれたエピソードは本人以上に面白いです。私自身は月刊「現代」に連載された記事だけ読んでいたのですが、大幅に加筆された単行本は読んでいなかったの、改めて読んでみたらやめられなくなってしまいました。

 

誰もが、慎太郎・裕次郎兄弟の親父ですから、船乗りであることは知られていましたが、旧帝大を出たエリートで海外航路の船長というブルジョア階級だったと考えていたと思います。

 

同書によると、それが違うんですね。潔さんは、確かに日本を代表する海運会社「山下汽船」の幹部にまで出世しますが、四国は愛媛県の警察官の6人きょうだいの三男として生まれ、旧制宇和島中学(現・宇和島東高校)を中退して山下汽船に入社し、「店童」(てんどう)と呼ばれる丁稚奉公からたたきあげで出世した人だったんですね。

 

石原潔という男は豪放磊落な人間で、男気と才覚があり、誰からも愛され信頼され、上司からも目を掛けられて出世した人でした。会社の金を無断で料亭で散在して樺太に左遷させられますが、樺太でまた大活躍します。

樺太は日露戦争で南半分をロシアから割譲され、日本政府が持て余したところを、森林開発に目をつけたのが、三代目樺太庁長官になった平岡定太郎と三井物産木材部長の藤原銀次郎だったのです。平岡は、作家三島由紀夫(本名平岡公威)の祖父。藤原は後に王子製紙社長になる男です。そして、もちろん、樺太の木材を本土に運ぶ利権を一手に引き受けたのが山下汽船の石原潔だったのです。

後に、刎頚の友になった三島と慎太郎は、親や祖父の時代から既につながりがあったのですね。

本の世界

公開日時: 2008年7月21日 @ 09:57

 

昨年の出版点数は約7万7千点。これは、1989年の2倍もあるそうです。版元は、点数でかせいで売ろうとしていますが、書籍・雑誌の売り上げは1996年に2兆6千億円あったのが、昨年は2兆円です。ここ10年に半分近くになってしまったのです!

 佐野眞一氏の「だれが本を殺すか」によると、本の価格の実体を明らかにしています。

 取次と書店が取るマージンは30%。つまり、定価を100%とすると、70%が基礎指数となります。これに実売部数を掛けた数字が、指数になります。例えば、返品率が20%だとすると、実売が80%となり、

基礎指数70%×実売80%=56%  これが、収入指数になります。

 

一方の支出ですが、印刷・造本代が20%。著者印税・装丁・校正費が12%。広告費10%。返品倉庫代が3%。人件費10%で、すべて合計して55%。

収入指数56%ー支出55%=1%   このわずか1%が版元に利益になります。

 

定価1000円の本なら、1冊10円の利益。1万部でも10万円です。

 

これが、返品率40%ともなると、収入指数が42%とがっくと落ち、支出の55%を差し引くと13%の支出オーバーになってしまうのです。

 

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ただし、逆に返品率0%なら、収入指数はまるまるの70%となり、利益は15%。

 

定価1000円の本なら、一冊150円の利益で、10万冊なら1500万円。100万部の大ベストセラーになれば、1億5千万円の利益が転がりこんでくるわけです。

もう、博打の世界なんですね。

責任者出て来い!

この頃の天気予報がおかしい。
もっと、あからさまに書くことを許して頂けるなら、「全く当たらない」。

ひどい時には、「曇り時々、晴れ。ところによっては雨」なんて予報する。

何これ?こんなの予報になってないじゃん。素人の私にだってできる。

責任者を呼べ!という感じなのですが、結局、天気でさえ、ヒトは予報できないということなんでしょうか。気まぐれな雨雲さんが、雨を降らせるわけですから、そんな自然現象を人間が予想できるわけがないーということなのでしょうか。

まあ、自然現象なら分かるのですが、人為的なことでも誰も責任を取らなくていいという判決が18日にありましたね。これにはひどく憤慨しました。1998年に破綻した旧日本長期信用銀行の元頭取・大野木克信被告らが、最高裁で逆転無罪となったあの「事件」のことです。

経済評論家の中には「大野木さんは、最後の貧乏クジを引いただけで、スケープゴートになったから、かわいそう。不良債権処理の先送りを黙認した旧大蔵省幹部が悪い」と言う人がいましたが、結局、一体誰が責任を取るというのですか?

旧長銀には「国民の血税」と言った方がいい公的資金を約7兆8千億円も投入し、このうち約3兆6千億円も回収できていないんでしょう?それなのに、ハゲタカ・ファンドにダンピングで買い叩かれ、歴代の頭取の中には9000万円とか1億数千万円とか噂される超高額の退職金をもらってトンズラしたというのでしょう?

経済評論家も天気予報以上に当たらない経済空論を振り回す前に、ちゃんと、この事件を総括して庶民に分かりやすく説明する義務があるんじゃないでしょうか?
日本の庶民も、子羊のように大人しく黙っていては駄目だと思います。