東京は、昭和45年以来の寒さで雪が積もったという事ですが、渓流齋先生におかれましてはお達者にお過ごしでしょうか?京洛先生です。
こちら京都も、昨日、今日と、雪や粉雪が舞い散り、寒い日々です。油断すると風邪をひきますね。
25日は「北野天満宮」で、新年最初の「初天神市」が開かれました。
渓流齋さんが数年前、この「天神市」を見に来られて、露店の多さに吃驚仰天。「凄い人と屋台の数ですね。想像以上です。露店がどれくらい出ているんですかね」と言われましたね。そして、目ざとく、その中の一軒から、古着、と言っても、殆ど新品に近い、丈夫そうな、上着を見つけて、自分の体格にピッタリで、手ごろの値段だ、と、分厚い財布から、ピン札を数枚出され、買い求められたのを思い出します(笑)。
…分厚くなかったすけど(渓流斎)
北野天満宮の「天神市」は毎月25日に菅原道真のご命日に開かれていますが、その年の最初の1月の「初天神」と12月最後の「終い天神」は、人出はいつもより多くなるので、昨日も朝から、境内と天満宮周辺の道端に古着、古道具、骨董、植木、手作り様々な工芸品や干物、漬物、饅頭など食品まで、千軒以上の露店に並んでいました。
「天神市」に掘り出し物を探しに来る人は、やはり、早めにやって来て、自分の審美眼で、掘り出し物、逸品を探したり、食い物に興味のある人は、美味くて安い物はないか、と人込みをかきわけたりして、あちこち、自分の好みに合った露店探訪を愉しむわけです。
最近、目立つのは、関東方面から日帰りでやってくる「オバサマ」達で、洒落たクラフト、西洋骨董、古着など、蚤の市の気分を味わいに見えていますね。
25日は「天神市」ですが、やはり毎月21日に開かれているのが、東寺の「弘法市」です。こちらも、弘法市と京都見物を楽しむために上洛する女性達が増えてきているようです。蚤の市巡りは、どんどん年齢が若返っている感じです。これも、女性のファッションの嗜好、多様性が影響しているのではないでしょうかね。
ご案内の通り、北野天満宮は、全国津々浦々にある天神社、約1万社の総本社です。受験シーズンを迎え、境内の「撫で牛」の祠のそばには、志望大学と名前が書かれた合格祈願のお札がドンドン増えています。
2月に入ると、「節分会」です。さらに、梅苑の梅も咲き始め、2月25日は、天神市とともに、恒例の「梅花祭」が同時に開かれます。
次から次に、年中催事があるのが京都市内のお寺・神社ですが、そのお陰で季節感を味わえるのも確かです。