「山口メンバー」には違和感

人気アイドルグループTOKIOの山口達也メンバーが25日、強制わいせつの容疑で書類送検され、ファンの間では「信じられない」との声が広がってます。

このニュースについて、特に興味を持ったわけではありませんが、何となく違和感を覚えました。

新聞でも天下のNHKも、山口容疑者のことを「山口メンバー」「山口メンバー」と表記したり、叫んだりしているからです。

警察がそう発表したのか、強大な権力を持つ有名芸能事務所がマスコミにそう呼ばせたのか、真相は分かりませんが、何か水で薄めて緩和している感じです。

ズバリ、「財界」「官界」「芸能界」のゴールデントライアングルの構図が浮き彫りになります。

まず、資本主義社会ですから、企業は物やサービスを買ってもらわなければなりません。でも、庶民は賢いのでそう易々とは買ってくれません(笑)。

そのため、「財界」はタレントを起用してコマーシャルします。消費者は、親の言うことは聞かなくても、好きな芸能人が出ている製品なら飛びついて買います。

「官界」=行政は、タレントを「1日警察署長」や「1日税務署長」に起用して、交通安全や納税を大衆を啓蒙します。山口メンバーのように、「スペシャル・アンバサダー」でもいいですね(笑)。

これらと「芸能界」を取り持って狂言回しの役割をするのがマスコミ媒体です。特に、宣伝と直結する広告代理店は、芸能人のスキャンダルにはいつも厳しい目で監視して、いざという時は、その対応に追われます。

テレビにとって、芸能人は、番組作りに欠かせません(ただし、番組は商品を売るための拡販材料)。新聞・雑誌も売るためには、タレントを起用して華やかにしなけりゃなりません。

持ちつ持たれつの関係です。

まあ、社会の構図がこうなっているのですから、第三者がとやかく言っても始まらず、いつも隔靴掻痒で終わるわけなのです。

【追記】

意外にも、東京発行の全国・ブロック紙「都内最終版」を見ると、読売新聞だけが、「山口容疑者」の表記だったのです!あと朝日、毎日、日経、東京、産経は全て「山口メンバー」でした。

テレビはいわずもがなでしょう。

ただ、まだ書類送検の状態で処分が出ていないため、各社の判断になっているようです。

“「山口メンバー」には違和感” への3件の返信

  1. すでに、ご存知かと思いますが、なぜ、本名でもなく、山口メンバーと違和感ある表記で報道するのか?というと、グループなどに所属する著名人の場合、実名報道で「容疑者」や「被告」といった呼び方を使えない時に使用するらしいです。ジャニーズの圧力などではないのです。

    1. 【追記】をお読み頂ければ幸いです。
      それなら、グループじゃなければ、「山口ソロ」ですかね?(笑)。「山口メンバー」にしろ、初めて聞く表記です。読売新聞で良いのです。
      事務所の圧力ではなく、マスコミの自主規制、いや間違い、忖度なのです。

      1. 確かに、それは言えてますね(笑)
        普通にTOKIO・山口達也で良いのにね。そこを出すことが都合が悪い部分と忖度臭も、プンプンしますね。特に読売系列は。
        今更なのに、可笑しな表記をつけるからでしょうね。稲垣の時にもメンバーとつけていたところもあったようですが。。

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