宗教界のトップが辞めらざるを得ない理由

昨日は、関西方面にお住まいの御住職さまが、「大変だ、大変だ、管主が辞められてしもうた」と大騒ぎしてたものですから、世界遺産にも登録されている奈良・薬師寺の村上大胤管主(71)の記事が今日発売の「週刊新潮」に出ていたので、それを早速、買ってみました。わざわざ。

いわゆる一つの不倫で、44歳の美貌の銀座のホステスが、売り込んだようですね。なんて、書き方をしてはいけませんね。何しろ、管主は、仏教の説く「不邪淫戒」を破戒していたわけですから。奥方様は闘病中だったともいわれてます。

薬師寺は、白鳳時代の680年、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願して建立したと伝えられています。宗派は、南都六宗の一つ、法相宗です。小生不勉強で知りませんでしたが、法相宗は、僧侶の「肉食妻帯」は認めれているということなのでしょうか。

薬師寺の管主ともなれば、宗教界のトップの一人ですから、法話や講話や講演、説教などで、全国の小中学校、高校大学から、一般企業、NPOに至るまで引っ張りだこでしょう。20年前に亡くなった高田好胤(1924~98)管主もテープ本が飛ぶように売れるほど大人気でしたからね。私も、中学校の修学旅行で行った際に高田管主の法話を聞いたことがあります。

週刊新潮も最近は、不倫摘発週刊誌化してきましたね。そんな風に、書いてはいけませんね(苦笑)。この週刊誌のおかげで、これまで泣き寝入りしていた女性たちが、大いに助かったことか。

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いずれにせよ、同誌は、薬師寺は年間200万人が訪れていると仮定して、拝観料の平均を800円とすれば、年間16億円の入ってくると試算してます。宗教団体ですから無税ということなので、まるまる、寺院の収入ということになるのでしょう。もちろん、伽藍の修復など必要ですが、これは、写経の納経料などで年に3億5000万円ほど入ってくるようです。

道理で、高級外車を購入したり、一晩10万円(あたしの月給じゃおまへんか)ぐらい銀座のクラブで豪遊してもビクともしないはずです。

村上元管主は、自ら高級外車ボルボのセダンを運転して、「デート」していたと事細かく書かれ、最後に「売り込んだ」ホステスは、管主と関係した回数と時間まで、週刊新潮の記者に伝えております。

ご興味ある方は是非お読みください(笑)。

でも、フト、高尚なタメになる法話や講話よりも、「金の切れ目が縁の切れ目」といった俗世間で言われる戯言の方が浮かんできて、自分で書いていても、何か暗い気持ちになってきました。。。

今、薬師寺の公式ホームページを見たら、既に村上大胤管主の名前など全て削除されていました。素早いこと!

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