奈良の西大寺先生です。
近所の図書館で今晩(1日)の夕刊を眺めていたら、東都は新宿の老舗「 花園万頭」が破産申請したというベタ記事が出ていました。
赤羽先生と違ってインテリゲンチャで読書人の貴人は「え! そんな饅頭屋がありましたかねえ?」と言いそうですが、 記事によると天保5年(1834年創業)です。
「ぬれ甘なつと」が売り物で、デパートでも売っていて、迂生も、 在京中は何度か食したことがありました。 なかなか美味かったですね。負債総額は20億円だそうで、 おそらく、経営多角化で、身の丈の合わないような、事業、 投資に手を出して、この始末だと思いますね。
創業184年。饅頭、和菓子だけを、堅実にやっていれば、 そういう事態は起こらなかったと思いますが、儲かっていると、 傍に悪魔の「甘いささやき」がくるものです。
新宿本店は6日まで営業しているそうですが、 工場が製造停止で商品は少ないようですね。 江戸時代からの老舗が消えるのは東都の一大事件ですよ。 ブログに書かないと駄目ですね。失格ですよ(笑)。
天保はもう、江戸末期に近く、家斉、家慶の治世下で、 天保8年が「大塩平八郎の乱」、同10年が「蛮社の獄」、 同13年に水戸の「偕楽園」が出来ました。 それよりも創業は古いのですからね。
こういう、破産記事は、天下の日本経済新聞夕刊には出ていませんね。 いい加減な「経済新聞」ですよ、ホント(笑)。今朝(2日)の朝刊にも日経新聞は「 花園万頭」の破産記事は出ていません。
奈良特派員の西大寺先生でした。