世界最小の双方向性メディア「渓流斎日乗」がお役に立つことができた日

この「渓流斎日乗」は2005年3月15日から13年間、ほぼ毎日書き続けてきたブログですが、(ただし、2008年8月から2015年10月までの7年間の記事は消滅してしまいました)、自分勝手に「世界最小の双方向性メディア」を自称しております。えっ?知らなかったんすか?(笑)

もうこの年になりますと、自分のことより、社会のため、地域のため、周囲のため、皆さんのため、何かお役に立つことをしてから、この世を身まかりたいという気持ちが強くなってくるものです。

もちろん、ブログですから、自分の好奇心が赴くまま、新聞や本を読んだり、歴史散歩したり、名所旧跡を歩いたり、好き勝手なことを書いているだけなのですが、たまに、「同好の士」がいるもので、私が書いたことに共感してくださったりするので、大変嬉しくなります。

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さて、前置きが長くなりましたが、恐らく、皆さんはあまり、このサイトの右端下の「comment」欄はお読みにならないと思いますが、2017年10月1日に書いた「関東軍情報本部ハルビン陸軍特務機関」の記事について、今年1月4日付で、三浦宣秀さんという方から「私の叔母は軍属として、ハルビン特務機関情報部教育隊に所属していたようです。ハルビン特務機関長は、土居明夫特務機関長(秋草特務機関長の前任)でした。叔母は、恐らく情報部教育隊(471部隊)に所属し、21歳でハルビンで殉職しましたが、もし御存知なら叔母の消息を知りたい」といった趣旨のコメントをお寄せくださいました。

三浦さんは東北地方にお住まいですが、わざわざ上京され、公文書館や国会図書館などで資料漁り、過日、山本武利・一橋・早大名誉教授が理事長を務めるインテリジェンス研究所主催の諜報ツアーなどで直接面識を得ることができました。

その後、山本和英さんという方から、このブログに、今年6月23日付で、「私の父も471部隊に所属していました。93歳ですが、終戦時のこと、鮮明に記憶しています、三浦様、何らかの情報があるかもしれません」とのコメントをお寄せくださったのです。

このことを私が、三浦氏にお伝えして、山本和英氏にコンタクトを取るようお勧めしたら、このほど、うまくメールで繋がり、三浦氏は、その93歳の山本氏のご尊父と来月、彼がお住まいの中部東海地方でお会いすることになったというのです。そんな嬉しいメールが昨晩、飛び込んできました。

こんな嬉しいことはありませんよね?

まさに、世界最小の双方向性メディア、つまり、仲介役を務めることができたのですから。本当に我が事のように嬉しくなりました。

あとは、三浦氏の叔母さんの消息が少しでも確かめることができたら万々歳です。

最近はネット上でのサイバー攻撃やら、おためごかしや詐欺師の横行でろくなことありませんよね?

ですから、自画自賛かもしれませんが、こんなちっぽけなブログでも、今まで知らなかった皆さんでも、少しでもお役に立てたのではないかと思うと嬉しいのです。いや、こんな嬉しいことはありません。

だから、早速、ブログに書き留めておくつもりです(笑)。

【追記】

先日参加したインテリジェンス研究所主催のツアーのブログが、「NPO法人 インテリジェンス研究所」のホームページに転載されました!(クリックしましたら、HPに飛びます)あら!古い記事まで転載されてます。サイトの下の方です(笑)。

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