日本の格差社会は、まだマシなのか?

バルセロナ サグラダファミリア教会

英エコノミスト紙(電子版)を見ていたら、興味深い記事に当たりました。

Sep 26th 2018付の記事で、タイトルは「 Buying time How life expectancy varies across America」。意訳すると、「時はお金で買うもの 米国の平均寿命は何で地域によってこうも違うものか?」あたりでしょうか。

簡単に要約しますと、米国立保健統計センターの調査によると、ノースカロライナ州のフィアリントンという街の住民の平均寿命は97歳だったのに対して、オクラホマ州のスティルウエルの住民は56歳だったというのです。実に41歳も開きがあるのです。驚きです。

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ちなみに、日本の場合を調べてみましたら、厚生労働省によると、男性の場合、1位は長野県で79.84歳で、最下位の青森県が76.27歳。その差3.57歳。女性の首位は沖縄県の86.88歳で、47位の青森県は84.80歳。その差は2.08歳です。

よく格差社会と言われますが、米国の41歳差は半端じゃありませんね。

フィアリントンもスティルウエルも、人工的につくられた街ということで共通点がありますが、前者は、もともと酪農場だった所を英国の「田園調布」をモデルに開発された富裕層向け高級住宅街で、同市チャトハム郡の住人の96%が白人。後者は、もともとイチゴ畑だった所が、1830年に、チェロキー族などネイティブアメリカンが強制的に移住させられた街だというのです。

フィアリントンの世帯の平均年収が8万1900ドル(925万円)に対して、スティルウエルはわずか2万5000ドル(282万円)。

全米6万5662カ所の平均寿命を調査した研究者たちは、この大きな格差の要因は、貧困と教育にあると結論付けておりました。貧困で教育に恵まれない地区ほど、肥満や運動不足で喫煙習慣があり、高血圧、糖尿病などの病気に罹る人が多く、それが短命につながっているのではないかというのです。

教育については、高学歴が高収入につながり、健康志向になり、禁煙もするようになるということです。

この記事を読んで、皆様もさまざまな感想を持たれることでしょう。「ネイティブアメリカンは差別されて可哀想だ」とか「格差社会とはいっても、日本はまだマシだ」とか…。

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日本でいえば、56歳というのはまだ働き盛りですが、貧困のどん底に押し込められて、夢も希望もない生活で、酒とタバコぐらいしか人生の楽しみがないとしたら、こんな世の中、長生きしてもしょうがないと思うのが人情なのでしょう。

何を書いても批判されるでしょうから、今日は過激にまとめてみました(笑)。

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