久しぶりに前後不覚に

  昨日は久しぶりに痛飲してしまい、前後不覚となり、どうやって帰宅したのか覚えていません。

 目が覚めたら、額に傷跡があり、血が出ていました。両足の親指の爪の中から出血していて真っ青になっていました。そして、傘をなくしていました。雨の中を足を引きずって歩いていたようです。

 二日酔いで、さすがに自己嫌悪です。

 昨日は都内のY氏邸にお招きを受け、結局6人ほど集まりました。めいめいがお酒とおつまみを持ち込み、後で分かったのですが、6時間も呑み続けていたようです。特に、宮崎産の焼酎がまるでウイスキーの味がして口当たりも良く、ストレートでバカバカ呑んでしまいました。これがいけなかったんですね。

 お蔭で、皆で話した内容はほとんど覚えていません(苦笑)。Y氏邸にお邪魔するのも、10年以上ぶりで、すっかり駅からの道程を忘れておりましたが、今は便利なことに、住所が分かり、アプリのマップのナビを使えば、何とか辿りつけるものです。

 最寄り駅に着いて、どういうわけが人通りが多いなあ、と思ったら、お祭り(太子堂八幡神社例大祭)をやっていたようです。時間がなかったので、私は通り過ぎただけでしたが。

 話の内容は覚えていない、と書きましたが、最初の素面のときは、N紙の記者であるO君が「マイナポイント」の取材を7年もやっているというので、アプリでカードにポイントが振り込まれるやり方を教えてもらいました。私は既に、入会した際に5000円分のポイントをもらっていたので、残りの1万5000円分のポイントがゲットできたようでした。

 マイナンバーカードは、政府というか、国税庁が個人の財産を全て把握するために誕生させたという説がありますが、O君は、その説には否定的で、ポイント獲得は、権利なので、やった方がいいという意見でした。

 参加した初対面のN氏は、元M紙記者で、今は森林研究整備関係の団体で活躍されているようでした。「年会費は7000円と安いから入りませんか?」と薦められましたが、曖昧な返事をして逃げてしまいました(笑)。座が盛り上がって、近くに住む軍事評論家のK氏も呼ぼうということになり、北朝鮮やウクライナ情勢の話をされましたが、私自身は、もうすっかり酔いが回っておりました。

 後から聞いた話ですと、夜10時頃、Y氏邸を辞した後、駅近くの喫茶店に3人で入って酔い覚ましをしたらしいのですが、私は全く覚えていません。O君には随分お世話になったようです。

 でも、気が付いたら、宇都宮か高崎近くの知らない駅でした。慌てて降りて戻りましたが、それはどうやら最終電車のようでした。ま、奇跡みたいなもんです。

 過日、テレビで、ある脳科学者が、人間には「帰巣本能」があるので、どんなに酔っ払っていても、家に帰ることが出来るといった話をしていましたが、まさしく、その帰巣本能で帰宅できたようです。家に着いたのは、夜中の1時過ぎでした。

 朝目覚めて、点検したら財布と定期入れは無事でした。それなのに、午後1時13分に、私のネット銀行のデビットカードから1万46円という身に覚えがない金額が引き落とされたという通知がメールで来たのです。何だろう、これ?そのカードは手元にあり、暗証番号を押さないと引き落とされないはずなので、不思議です。銀行に電話したら、「(誰が引き落としたのか)分かりません」ですからねえ。ふざけています。考えられるのは、電気代の引き落としじゃないですか、と言うのみです。電気代はクレジットカードで引き落とされることになっていたので、何か分からず、気持ちが悪いです。

 あんなに呑み過ぎなければよかった、と反省しています。あれだけ泥酔していたら、気が付かないうちに身ぐるみ剝がされていたかもしれません。そう思えば、「最小の被害で済んだ」と考えることができます。

 それにしても、我ながら馬鹿なことをしたものです。