ミック・ジャガー、グレッグ・レイク、カルロス・ゴーン

新京 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 73歳のミック・ジャガーさんに8人目のお子さん(男の子)が生まれたそうで、ニュースを聴いて腰を抜かしてしまいました。

 ローリング・ストーンズは、先日、11年ぶりにCDアルバムを発売したばかりですし、まだまだ、公私ともに、現役だったんですね。

 ゴシップ好きのメディアは、母親は米国人のバレエダンサー、メラニー・ハムリックさん(29)だと報道しています。

 何しろ、ミックさんには、ひ孫(2014年生まれ)もいるそうですからね。

 女性遍歴の凄さでは、喜劇王チャップリンや天才ピカソらが知られていますが、ミック・ジャガーも凄い。73歳のお爺さんが、29歳の女性と正式に結婚しているのかどうか、野暮なことは聞くのはやめておきましょう(笑)。

 73歳のお爺さんとはいえ、単なるお爺ちゃんではない。富も名声も名誉もすべて桁違いに手にした世界中で知らない人は誰もいない超スーパースターですからね。

 新京 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 その一方で、グレッグ・レイクさんが7日に病気で亡くなっていたんですね。まだ、69歳。ミック・ジャガーより若いのに。。。

 彼は、私の世代のドンピシャ当てはまるスターでした。ELP=エマーソン・レイク&パーマーで、ベースとヴォーカル等を担当していました。ELPの「展覧会の絵」はレコードが擦り切れるほど聴きました。ムッソルグスキーの名曲をロックにアレンジしたもので、当時、プログレシブ・ロックと言われていました。

 ELPのキーボード、キース・エマーソンは今年3月に71歳で亡くなったばかりです。同じ年にメンバーがなくなるとは!!残っているのはドラマーのカール・パーマー(1950~)だけになってしまいました。

 グレッグ・レイクは1969年にキング・クリムゾンに参加して本格的にプロデビューします。私もキング・クリムゾンのデビューアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」を、ビートルズの「アビイ・ロード」に代わってアルバム・チャート全英第1位になったということで、自ら購入してよく聴いていたものです。しかし、最近では、それはガサネタで、全英チャートでは5位だったというらしいです。こういう言説も何処まで信用していいのやら、よく分かりませんねえ。

 レコードも雑誌も新聞も、キャバクラの売り上げも、「実売数」となると、闇社会の中に埋もれて、情報はかなり怪しいと言われていますからね(笑)。

  新京 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 さて、マニアックな音楽のことばかりでは、読者の皆さんが離れてしまうので(笑)、気になった話題を一つ。

 燃費不正問題で潰れかかった三菱自動車を併合した日産自動車のカルロス・ゴーン会長が、三菱自の役員報酬の上限を従来の3倍の30億円を提案して、14日の株主総会に諮るというニュースです。

 ゴーンさんは、もともと仏ルノーのCEOですが、今年7月にここの役員報酬として、8億8000万円を貰うつもりでしたが、業績連動分として20%減額されたそうです。

 日産自会長として臨んだ6月の株主総会では、高額すぎるという批判を押し切って、役員報酬10億7100万円を受け取ったと言われています。私は見たわけではないので、伝聞に過ぎませんが。。。

 彼は、今回、併合した三菱自の会長も兼ねておりますから、この役員報酬規約改正で、自ら30億円をもらうつもりなんでしょうか?

 そもそも業績が悪化して倒産寸前だった会社の役員報酬を3倍にするという意図がさっぱり理解できません。

 お会いしたこともないので、よく知りませんが、人相だけからは随分「強欲」な人に見えます。

 自動車メーカーは私企業とはいえ、非常に公共性が高いものです。役員報酬とはいえ、顧客が汗水たらして稼いだお金を注ぎ込んだものが、回りに回ってきたものでしょう。こんなつまらないニュースが「風評被害」となって、結果的に業績が低迷してしまっては、逆効果であり、本末転倒なのではないでしょうか?

【コメント】
昨日の「ソフトバンクは潰れないのか?」に関するコメント有難う御座いました。
私は、単にメガバンクと書いただけですが、はっきりと固有名詞まで書いて下さり、信憑性は兎も角(笑)、有難う御座いました。

ソフトバンクは潰れないのか?

伊太利亜ヴェニス

ソフトバンクグループの孫正義社長が、友達の友達は皆友達だのコネを使って、トランプ次期米大統領とニューヨークの超豪華マンション、トランプ・タワー、別名NYのホワイトハウスで会ったそうな。

そして、孫氏さんは、米国の新興企業などに総額500億ドル(約5兆7千億円)を投資し、約5万人の新しい雇用をつくるとトランプさんに約束したらしいですね。

多くの人々は、拍手喝采をしているようですが、何か胡散臭さを感じますね。

良く言えば、持ちつ持たれつなんでしょうが、悪く言えば、狐と狸の馬鹿し合い。トランプさんなんぞは、孫さんとは初対面なのに「マサ」なんてファーストネームで呼ぶとは、気色悪いなあ。まあ、個人的感想ですけど(笑)。

そもそも、あたしゃ、ソフトバンクが嫌いなんでしょうね。阿漕な商法に嵌って、違約金とやら称する莫大な資産(とは言っても、庶民ですから端金ですが)を掠め取られたせいかもしれません。

序でながら、あたしゃ、阿漕なドコモも東京三菱UFJ銀行も大嫌いです。

ソフトバンクの最大の稼ぎ頭は、携帯とヤフーかもしれませんが、携帯は、傲岸不遜で大名商売しかできないドコモの顧客をナンバーポータビリティとか何とかで獲得しただけ。

ヤフーなんか、本家本元の米国ではとっくの昔に負け組となって倒産寸前なのに、日本で残っているのは、孫さんの力量ですが、日本ではまだインターネットのイの名前も知られていない時代からの先駆者として、大手マスコミのニュースをタダ同然で仕入れて、他人の褌で相撲を取っているだけで、暴利を貪っているようにみえます。

また、そもそもですが、トランプさんに約束した5兆7000億円なんて、何処から捻出するんでしょうかね?

一部の噂では、某メガバンクから出ているらしいですね。本来、メガバンクがやるべき金貸業を、からっきし度胸と才覚がないものだから、孫さんに丸投げしているというのが真相らしいですが、もし、失敗したら、メガバンクも確実に潰れますね。

何しろ、ソフトバンクは10月に、テクノロジー分野への投資拡大を目指して総額は1000億ドル(約10兆円)規模のファンドを設立すると発表したばかりです。

今のところ、サウジアラビア政府系ファンドが最大450億ドルの出資し、ソフトバンクは今後5年で250億ドル(約2兆6000億円)以上出資すると宣言しております。

これに先立つ7月、孫さんは、次期社長に指名したはずの副社長アローラさんをクビにして、退職金として68億円を払っています。

2014年に米グーグルからソフトバンクにスカウトしたアローラさんには、孫さんは2年間で総報酬額として300億円超支払った、と日経新聞が報道しております。

庶民からなけなし無しの小金を集めて財を成した彼が、英雄ともてはやされる時代と風俗には、あたしゃ違和感を覚えますねえ。

国家最高権力者とメデイア

伊太利亜ヴェニス

我ら安倍首相は最近、大手マスコミ業界の代表としきりに会っておられるようです。一体、何の話をされていたのでしょうか?

まさか、「政府に都合の悪いことは国民に知らせないようにしましょうね」と一致したんじゃあるまいでしょうね?

私の高校生の頃は、「マスコミは社会の木鐸」であり、「権力の監視機関」と倫理社会の担任の先生から教えてもらいましたが、どうも、その監視機関であるはずのマスコミの長が権力者に擦り寄っているように見えます。

しかも、報道機関の名の下で、権力者の都合の良い情報しか垂れ流さない、所謂、権力の犬(古い!)のような宣撫機関に堕している気がするのです。

3年前に「政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない」と宣言して、颯爽と登場したNHKの籾井会長も、本人が強く続投を望んだのにも関わらず、今回、再任できず、表舞台から退場することになりました。

あれほど政府に貢献した功労者を追放するなんて如何なものか?誰の差し金か?ーなどと密会中に話題が出たかもしれませんが、果たして、どうだったんでしょうかなえ?

【12月2日(金)】
東京・内幸町の帝国ホテル内の宴会場「梅の間」で日本経済新聞社の喜多恒雄会長、岡田直敏社長らと会食。 ※経済界は、ウチが仕切ります。

【12月3日(土)】
神奈川県茅ヶ崎市「スリーハンドレッドクラブ」で、長谷川栄一首相補佐官、秘書官とゴルフ。午後1時から同45分まで、クラブハウスで御手洗冨士夫経団連名誉会長、渡辺恒雄読売新聞グループ本社主筆ら。 ※45分間の空白?

【12月5日(月)】
東京・銀座のステーキ店「銀座ひらやま」で、自民党の高村正彦副総裁、二階俊博幹事長、河村建夫衆院議員らと会食。 ※カジノ法案の最後の詰め談合か?

【12月6日(火)】
東京・元麻布の元麻布ヒルズ内の日本料理店「東郷」で毎日新聞社の朝比奈豊会長、丸山昌宏社長らと会食。 ※お父さんの出身新聞ですから

大谷選手2億7000万円、ネット情報は詐欺が多い

伊太利亜ヴェニス

職業野球4年目の大谷翔平選手(22)が、2億7000万円で契約更改しました。

投げては超速球の165キロ、打っては22本の本塁打の二刀流ですから、妥当な金額でしょう。

テレビの画面からでしか分かりませんが、彼はなかなかの好青年です。普通、契約更改後の記者会見では、金額については、選手と記者との間では禅問答のような微妙なやり取りがあり、後で、記者同士が集まって、適当に談合して「推定金額」を算出するものですが、大谷選手の場合は、はっきりと「2億7000万円です」と正直に答えているではありませんか。

これには吃驚。清々しさを感じました。いい顔になってきました。

大谷選手は、私が今、最も見てみたい人間の一人で(動物園かいな?!)、彼にはピッチャーで4番の位置に座ってもらい、投げては完封、打っては満塁本塁打を披露してもらい、夢として、「何じゃこりゃ!職業野球でなごうて、高校野球やないかえ」という台詞を河内弁でやってみたいんです。

何か、我ながら、夢が小さい(笑)。

大谷選手は、再来年は、格下の(笑)大リーグに行くつもりらしいですが、彼なら、通用するし、大リーグ史に残る偉業をやってくれそうです。

そう言えば、音楽好きの松ちゃんは、意外にもアメリカンスポーツも大好きで、わざわざスポーツ観戦のために渡米して、既に十カ所ぐらいの大リーグやアメフトのスタジアムで観戦したそうです。

何事も趣味の幅を広げて、独断や偏見のない穏やかな気持ちでいられれば、これ程、楽しい人生もないかもしれませんね。

◇ネット情報は信じるな

話は飛んで、職業野球のチームを抱えるIT企業のニュースサイトの中で、事実無根で著作権を侵害するような記事が見つかったということで、サイトが閉鎖されたというニュース。

やっぱりなあ、と思いました。

何しろ、「肩凝りは、幽霊が取り憑いているため」などと、科学的根拠も何もないでまかせを、しかも、全くの素人ライターが、ネット検索で、ガセネタでも何でもかんでも寄せ集めて作文したらしいというので、呆れてしまいますよ。

米選挙選の最中には「ローマ法王がトランプ氏を支持した」なぞといったデマが地球上の電脳空間で瞬く間に拡散し、情報を発信したジョージア(旧称グルジア)の若者が「アクセスを増やして広告料を得たかったから。誰も信じるなんて思わなかった」と正直に告白しておりました。

これで、ネットとは、金のためには、嘘だろうが誹謗中傷だろうが、何でもありの世界だ、と証明されたようなものです。

ネットには、うまい投資話や手軽なダイエット情報が溢れていますが、行き着くところは宣伝で、詐欺だということを自覚しなければ、貴方もいつか騙されますよー。

健康に老いる脳のための栄養学

新京 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

日本国憲法第25条には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と規定されおります。

ということで、昨日は東京駅日本橋口に隣接するサピアタワーという私も生まれて初めての超高級会員制の建造物内で開催された関西にある有名大学が主催する「秋期講座・研究会」を、皆さんを代表して、有料で受講してまいりました。

関西の大学でも東京都心にネットワークキャンパスがあるわけです。

テーマは「健康に育ち、健康に老いる脳のための栄養学」です。

複雑な事情を抱えた小生にとっては、喫緊の課題で、背に腹はかえられない状況でもありましたので、少し講義料が高いと思えましたが、2カ月も前から予約して銀行振込(メガバンクによる手数料強奪)してこの日に備えておりました(笑)。

非常に次元の低い話ではありますが、講義では、しっかりとお茶とお菓子とお土産のチョコレートまで用意されていて、十分元が取れました(笑)。

「講義料が高い」なんて言ってごめんなさい。次回も何か面白そうな講義があれば、お菓子目当てに参加したいと思っています(子供かいな?)

 新京 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

講義は、全く聞いたことがない初耳の話は少なく、今では、ネットでチョコチョコと検索すれば、出てくるような内容でしたが、やはり、肉声で聴いて、自分でメモする、という行為そのものは、必ずや、記憶に結びつくものだという考えに、この講義を聴けば誰でも至ります。

とにかく、脳や身体の健康を保つのに最も重要な要素は、睡眠食事の二つだということが分かりました。

講義をされた睡眠科学がご専門の知能情報学部の准教授によりますと、私は個人差があると思いますけど、人間の理想の良質な睡眠時間は7時間半なんだそうです。

睡眠不足だと、(1)グレリン(空腹ホルモン)が増加し、レプチン(満腹ホルモン)が減少することから、肥満率が増加。
(2)コルチゾール(ストレスホルモン)が過剰分泌され、風邪などウイルス性疾患に罹りやすくなる。
(3)成長ホルモンの分泌が抑制されて、骨粗しょう症や骨折などを発症しやすくなる。
(4)作業・学習効率の低下(長距離バス事故、スリーマイル島事故)につながる。

…そうです。このほか病気としては、心血管疾患(ストレスホルモン過剰)、糖尿病(インスリン感受性低下)、高血圧、そして精神疾患のリスクが高くなります。

※コルチゾールは、ストレスを起こす抗酸化物質という悪い面がある一方、睡眠ホルモンのメラトニンを抑え、日中、ヒトの活動を活発化させる元気の基となる良い面があります。古代ならヒトは、敵や猛獣に襲われる危険があり、闘争逃走本能が引き出されます。コルチゾールが分泌されなければ、朝起きることさえできません。

睡眠には、(1)オーバーヒートした脳を休める
(2)心身を修復する(筋肉を動かし、脳を働かせるミトコンドリアを増やしてくれる)
(3)成長を助ける(20分程度の昼寝で、アルツハイマーの予防になります)
(4)記憶を根付かせる
…効果があるそうです。

人間の一日の「生体リズム」を簡略してみますとー。

(1)朝、コルチゾールで目が覚める。
(2)朝食は必ず摂ること。特に、タンパク質のトリプトファン(大豆食品、乳製品、肉、卵、バナナなど)がいい。
(3)このトリプトファンは、昼間の日光を浴びると、セロトニン(幸福物質)というホルモンが分泌され、「楽しい」「幸せ」を感じる。
(4)夕方から夜は、オレンジ色の光を浴び、パソコンやスマホ、テレビなど明るい光を避け、入浴は就寝の2時間前に済ます。
(5)夜食は、海老、ホタテなどグリシンがお勧め。亜鉛が多く含まれるから。亜鉛は成長ホルモンと細胞再生の働きがある。
(6)夜は睡眠のため、高カロリー食品、高タンパク質、アルコール、カフェイン、チョコレートは避ける
(7)トリプトファン効果で、睡眠ホルモンのメラトニンが分泌され眠くなる

※セロトニンは、腸に90%、血液に8%、幸せ物質になる脳にはわずか2%しか行きません。腸で過敏になると、下痢になり、血液で過敏になると偏頭痛を起こします。
※亜鉛の細胞再生の働きとは、特に舌が関係します。舌は熱い食べ物などによって細胞が破壊され、常に再生されているそうです。ですから、亜鉛が不足すると大変なことになります。
※メラトニンには、オーバーヒートの体温を下げ、成長ホルモンの分泌を促し、深い睡眠に導く効果があります。

 新京 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

最後に栄養のある食事について記述します。

【身体のための栄養】
(1)タンパク質(バリン、ロイシン、イソロイシン)
(2)脂肪(コレステロール)⇒細胞壁やホルモン合成に働く
(3)ミネラル
(4)ビタミン

【脳のための栄養】
(1)タンパク質(トリプトファン、メチオニン、ヒスジチン、チロシン)
(2)脂肪(コレステロール、アラキドン酸、EPA/DHA、ホスファチジルコリン)

※トリプトファン⇒幸福感、やる気(大豆食品、乳製品、肉、卵、バナナ、蕎麦)
※メチオニン⇒うつ状態の改善(大豆食品、乳製品、肉、卵、キンメダイ、サバ)
※ヒスジチン⇒学習力、記憶力(鶏肉、豚肉、マグロ、カツオ、イワシ)
※チロシン⇒学習力、記憶、やる気(大豆食品、乳製品、肉、卵、カツオ、イワシ、海苔、キウイ、タケノコ)
※アラキドン酸⇒アナンダマイトに変わり、満足感、幸福感を誘発(豚の肝臓)
※EPA/DHA⇒動脈硬化を抑える(魚)
※ホスファチジルコリン⇒アセチルコリンに変わり、運動、学習力を高める(麦芽、ピーナツ等)

以上、いずれの物質も、ホルモンも良い面、悪い面があり、バランスを取ることが肝心です。過ぎたるは及ばざるがが如し!

サクラとは

伊太利亜ヴェニスにて

【コメント】

あんらまあ、です。

またまた、誰方様なのか「unknown」(読み人知らず)なので、分かりませんが、コメント投稿誠に有難う御座いました。

しかし、よくよく読みますと、何か、私が誰かに宣撫活動として書いてもらったみたいですねえ(笑)。

それとも、自分がなりすまして書いた?

ブー。まさか、です。

正真正銘、私自身、預かり知らないことです。勿論、サクラでも何でもありません。

サクラと言えば、語源が何処から来るのか分かりませんが、20年以上昔、東京は新橋駅前の通称汽車ポッポ広場でよく見かけたサクラさんが今でも忘れません。

今はどうか分かりませんが、あの汽車ポッポ広場は、終戦の焼け跡闇市の名残りがほんのかすかに残っている歴史的遺産のような所で、テレビ開業早々の昭和30年代は、プロレス中継が生放送された所でしたね。

そこでは、一瞬にして店仕舞いして退去できる怪しげな露天商がポツポツとあり、よく人だかりが出来ていました。

今でも忘れられないのは、時計商です。スイス製の高級腕時計を看板に、パンチパーマのおじさんが「特別なルートで仕入れてきたこの高級腕時計。本来なら50万円のとこ、ええい、今日は、出血大サービスだあ、5000円で負けとく。どれもこれも、好きなだけ持っていけー」と香具師口上を並べていました。

しかし、その程度で、客は動きはしません。

「分かった、分かった。今日のお客さんだけは、特別だ。ウチに帰ってかあちゃんから怒られるけど、ええい、3000円でどうだ!これ以上は…」

といったところで、間髪入れずに客の一人が「へえ、そりゃ安い。買うよ。これ(女物)と一緒に2個買ってやるよ」と、同じようなパンチパーマの初老のおじさんが、ヴィトンのセカンドバックから、大金を覗かせて、一万円札を出すのです。

その態とらしい台詞。グルのサクラだということが子どもでも分かってしまいます(笑)。

それを証明するかのように、翌日は、売り手と買い手がそっくり入れ替わってましたからね(笑)。

ところで、昨日書いたカジノ法案ですが、本当に近いうちに成立してしまいそうですね。

全く為政者のやりたい放題です。

これでは本当に、「腎臓売って来い」「目ん玉売って来い」のサラ金業者と、これを背後から操るメガバンクの天下ですよ。

カジノ万歳

ビバ・ヴェニス

もう師走ですか。速いですね。

時間は待ってくれません。

昨日は、誰方さまか分かりませんが、コメント有難う御座いました。犯人(笑)の具体的なお名前まで書いて下さりまして、大層な援護射撃となりました(笑)。

さて、今、国会では、「カジノ解禁法案」が審議され、多勢に無勢ではなかった、数こそ力なり、一強多弱、多数決すれば好き勝手に何でもできるもんね国会ですから、恐らく、早晩、成立することでしょう。

日本でカジノはもう違法賭博ではなくなるので、今までお上に隠れてやっていた人も、わざわざマカオやラスヴェガス辺りにまで行っていた人も、白昼堂々、合法的に遊べるのです。

これで、もうオリンピック候補選手も世間から指弾されることなく、午前中にカジノで汗を流してから、午後の試合に堂々と出場できるわけです。

推進派の細田さんなんかは、経済的波及効果の利点を強調しておりました。確かに、新たな雇用創出が生まれます。製紙会社の社長さんのように、何十億円もたっぷり使ってくれる上客が必ず登場しますから、そりゃあ、濡れ手に粟、じゃなかった、莫大なお金を稼ぐことができることでしょう。

反対派が掲げる一番の理由は、ギャンブル依存症です。一攫千金の射幸心に煽られたサラリーマンの人心荒廃、借金地獄、家庭崩壊、自殺…何でもござれですね。

まあ、推進派にとっては、そんなこたあ、知っちゃこっちゃねえ、というところでしょうか。生かさぬように、殺さぬように身を持ち崩して頂いて、勝手に自分で亡くなってくれればそれでいいのです。年金を払う人の数も減ってくれます。

しかし、経済的効果と言っても、恩恵に預かるのはほんの一部の胴元である賭博業者と土建業者と運輸業者とカジノ製造関連業者、それに「腎臓売って来い」のサラ金業者ぐらいでしょう。

そもそも胴元さんって、素人なんでしょうかね?また、会社組織にして、警察官僚が天下りするのでしょうか?

横浜の有名な顔役のFさんは、もう何十年も前からカジノ業界進出に手を挙げていますから、恐らく全国でも先駆けて、開帳されるかもしれません。

これで、日本もギャンブル依存症大国の仲間入りですか。

日本の未来は明るい。万々歳です。

スタンドプレー政治にはうんざり

伊太利亜ヴェニス

何かねえ、ですよ。

2020年の東京オリンピックのボート・カヌー会場は、震災復興の目論見で、東京都は宮城県登米市の「長沼ボート場」で開催することを表明して、まさに、実現するという雰囲気でしたが、結局は、四者会談とやらで、波の影響が大いに心配され、莫大な建設費のかかる東京臨海部の「海の森水上競技場」に決定したのですか。。。

あれだけ、大騒ぎして、被災地の皆様に夢と希望を与えておきながら、大山鳴動鼠一匹ですか…。

何かねえ、ですよ。

四者協議に登場してきた面々は、いずれもブラウン管(古い!)で面が割れた、いや失礼、顔が知られた人ばかりです。

IOCの部長さんとか言われる若い人物は、日本に物見遊山で来られたことで大喜びしているのか、にやけていて、いかにも腰が軽そうです(笑)。

もう一つ。

あれだけ「再稼働反対」を公約にして当選した鹿児島県知事は、結局、九州電力の川内原発の再稼働を容認するみたいじゃありませんか。

県知事も、ブラウン管出身で顔を売った人物でした。

顔が知られた、ということは有名な、ということで、政治家に立候補して票を獲得するのに格段の優位性を発揮することは自明の理です。

しかし、有名=信頼の置ける、能力がある、と勘違いをしている世間の人間があまりにも多すぎます。

政治家が、公約でも口約束でもいいですが、それらを反故にして、芸能人のようにスタンドプレーやパフォーマンスばかりしていては呆れるばかりです。

今回のケースを見ても、庶民は根拠のない夢や希望は持つな、ということが証明されたようなものですよ。

いい加減に目を覚ませよ、有権者たち!

独裁者カストロ死す=ワシントン・ポスト紙が報じる

寺院 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長が25日に亡くなりました。享年90。

もう10年前から議長職を実弟ラウル氏に譲り、政界からも引退していたので、超メガトン級の影響はもうないでしょうが、それでも、一つの時代が終わったという感じがします。

カストロは、少なくとも1980年代末からの一連のベルリンの壁崩壊、ソ連邦崩壊という大事件が起きるまでは、世界の希望の星でありえた時期がありました。

それは、ほぼ鎖国状態で、キューバ国内の実態が海外にあまり伝わってこなかったから、という背景もあったでしょう。

 軍事博物館 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

私も、2000年に生まれて初めてキューバを旅行で訪れて驚きました。その当時、世界的に「ブエナ・ビスタ・ソーシャル・クラブ」(ヴィム・ベンダース監督、ライ・クーダ主演)というキューバの老ミュージシャンの復活をテーマに取り上げた音楽ドキュメンタリーが大流行して、私も大変な感銘を受けて、どうしてもキューバに行きたくなってしまったからです。

しかも、キューバは、私も好きで主要作品の殆どを読破した作家ヘミングウェイが活躍したところです。かつての邸宅兼書斎も公開されているということで、是非この目で見てみたかったからです。

そして、実際に行ってみて驚いたことは、社会主義革命を実現したキューバは、さぞかし、自由はともかくも、平等で、福祉がしっかり行き届いていて、街には生活に困った人が溢れていることはまずないだろう、と事前に確信していたのに、それが見事に裏切られたことでした。

世界中、格差拡大社会で、何処に行ってもホームレスや、物乞いがおりますが、キューバでは、それが子供たちだったことに衝撃を受けたのです。

いわゆる、ストリートチルドレンです。

また、白人と黒人との間で、公然と差別があり、黒人は、スポーツや医学など、よっぽど他人から秀でた才能がない限り、一般人は、「鑑識」みたいなものの常時着用が義務付けられ、驚くべきことに、許可のない地域外の移動は禁じられていたのです。

私が現地で知り合った黒人青年は、ハバナから1キロぐらいしか離れていない旧市街にでさえ移動できず、私と一緒に乗ったタクシーから降りることができませんでした。

キューバは、人類の理想のパラダイスだとばかり思っていたのに、実体は、行ってみなければ分からないと確信しました。

わずか、1週間の滞在でも、高額なビザ申請料金を在日大使館で請求されたことについて不思議に思ったことも事実でした。

 寺院 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

26日付のワシントン・ポスト(電子版)の見出しは、「Cuban dictator, a spiritual beacon to the world’s political far left, dies at 90」でした。

意訳しますと、「キューバの独裁者、世界の極左政治家の精神的支柱、90歳で死す」となりますね。

それにしても、あまりにもあからさまな凄い見出しですが、今や、すっかり極右化した日本では、「カストロ?誰それ?」「えっー?あのゲバラとも関係あったの?」てな感じかもしれませんね(笑)。

隠れトランプ、世論調査はもう時代遅れ、建前だらけの世界

新京・宮廷府  Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 11月8日に行われた米大統領選では、ドナルド・トランプ氏が勝利しましたが、得票数ではヒラリー・クリントン氏の方が上回っていたことは、当初から指摘されておりました。

 日本人には分かりにくい米国の選挙制度で、8日の選挙戦は、正確に言いますと、「選挙人」を選ぶ選挙で、その獲得総数でトランプ氏が上回り、来年の大統領就任を確定したわけです。

 ちなみに、米メディアの数字を挙げますと、10日時点ですが、得票数はクリントン氏が5933万票で、トランプ氏は5916万票。選挙人の獲得ではトランプ氏が289人、クリントン氏は218人でした。

 新京  Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
 
 ということは、事前の米マスコミ調査で、「クリント氏確実」の報道をし続けたのは、まるっきりの絵空事の誤報道でもなく、そして、トランプ氏勝利を予想ができなかったことは、マスコミの怠慢でも敗北でもなかったようですね。

 事前の世論調査で、米マスコミは無作為に数百人から数万人のサンプルに、電話をかけまくりますが(ただしコンピュータが)、どうやら、その回答率がわずか1割以下だったそうです。

 これは、電話調査が固定電話でしか法律上、活用できないせいで、米世帯の48%が携帯電話しか所有しておらず、固定電話を持っていないという事情があったのです。(全く関係ないですが、渓流斎も、固定電話の契約は破棄しました!)
しかも、世論調査に応じる真面目な人は、1970年代は約80%だったのに、現在は8%しかいなくなってしまったそうなのです。

 そして、また、しかも、ですが、応じる人の中には、「隠れトランプ」がいて、正直に自分が投票する候補者の名前を答える人が減ってきたという要因もあるようです。

 つまりは、米国人も「建前」と「本音」を使い分けるようになったというわけですね(笑)。

 いや、米国人だけではないでしょう。

 EU離脱を決定した英国人もそうでしょう。

 しかし、何と言っても、「本音・建前」の本家本元は、日本です。
 
 建前は、美しき日本の伝統として綿々と受け継げられております(笑)。
 新京 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 「週刊新潮」の今週号を読みました。亡くなった俳優の高倉健さんの養女と言われる女性が、亡くなる数年前に慌てて養子縁組して、健さんの遺産をほとんど相続し、健さんの他の遺族親戚を寄せ付けず、自宅も改修したとか、色々な噂が飛んでいたので、楽しみにしていたのですが、酷いの一言。その養女について、名前を書かないし、出身や履歴も書かないし、遺産相続額もはっきり書きません。まるで、新聞のような、伝統芸の「建前」を地で行っている感じなのです(笑)。

 しかし、これでは「木戸銭返せ!」てな感じですよ。 

 噂では、養女が独り占めにしたと言われる健さんの遺産は40億円とも言われ、北朝鮮と繋がりが深い某宗教団体とも浅からぬ関係があるというではありませんか。

 あの本音至上主義の斎藤十一が創刊した週刊誌なんですから、もっと、本音でグイグイ迫ってほしいのに、何と言う為体なんでしょ。

それとも、何か裏があるのかしら?詳しい方は、コメントお願いします…。