ソメイヨシノ

ソメイヨシノは、桜を代表する木です。葉より先に花が咲きます。

ソメイは、江戸末期に江戸の染井村(現在の東京都豊島区駒込)の植木職人らが交配によって生み出し、吉野桜として売り出したというのが有力な説です。

学生時代によく通った染井霊園が懐かしいです。ここには二葉亭四迷や芥川龍之介の墓がありました。

キンモクセイ

キンモクセイは、秋のお彼岸過ぎの頃に、小さな黄金色の花を咲かせます。

その甘い香りで、すぐに、キンモクセイの在り処が分かります。

ケヤキ

樹形が雄大で、木目も美しく、昔からお椀や臼を作るのに使われてきました。

街路樹としても植林されることが多く、川越街道や埼大通りなどには見事な欅並木が続きます。

 

コブシ

はじめに

私は、都心から1時間半程の田舎に住んでいるので、まだまだ緑が豊富です。近く(とは言っても、自転車で30分近くかかりますが)の「馬場東公園」は、樹木の博覧会です。私も、小さい頃の遊び場は、雑木林だったので非常に樹木には愛着があります。でも、名前と実物と一致しなかったので、ここに「図鑑」として、公表致します。

 

変な雑学やつまらない事を覚える前に、ぜひとも木の名前を覚えてくださいね。第一回は「コブシ」です。

 

冬の花芽に早春に葉に先立って大きな白い花が咲きます。

 

「コブシ咲く、あの北国へ~」演歌のフレーズが思い出されます。

「昆虫力」

また、ラジオの聞き書きです。

「昆虫力」(小学館)などの著書がある赤池学さん(1958年、東京都大田区生まれ)のお話です。

昆虫といえば、どうしても軽くみられがちですが、人間なんかより、遥かに大先輩で、意外と知られていない高度の「技術」を持っているのです。人類の歴史が、500万年、せめて1000万年まで遡ることができるとしても、昆虫は、何と3億年の歴史があるのです。しかも、何度かの大氷河期など気象の天変地異を経験してきて、そのまま生き残ってきた種もあるそうです。地球の全生物の実に75%が昆虫で占められているそうです。その数は200万種。まだまだ未解明な部分が多く、1000万種はあるとも言われています。

昆虫の研究がまだ発展途上なのは、昆虫の多くは、アジアに多く棲んでいるためです。欧米では、その種類が意外と少ないのです。日本では、「ファーブル昆虫記」は有名で、知らない日本人はいないほどですが、本国フランスでは、ほとんど知られていないそうです。ヨーロッパ人は、日本人ほど虫とともに生きてこなかったということでしょう。日本人なら、夏に昆虫採集したり、秋には、キリギリスやコオロギの声を聞いたりして、昆虫と身近に生きてきました。

最近の研究では、昆虫の驚くべき「力」が発見されつつあります。例えば、あの蛆虫は、大変不衛生の所にいても、病気に罹らない。なぜだろう、と調べてみると、自ら「抗菌性のたんぱく質」を生み出していることがわかりました。この抗菌性たんぱく質を何かに利用できないか、現在、研究中です。

また、蚕には、休眠細胞があり、この細胞をガン細胞に移植したら、がん細胞の繁殖を抑えられるのではないかという研究も、岩手大学で進んでいるそうです。これまで、やたらと、抗生物質を投入して、健康な細胞まで、「破壊」していたのですが、この研究が成功すれば、ノーベル賞ものではないでしょうか。

 

ヤブカンゾウ

私がよく行く散歩コースに「ヤブカンゾウ」の花が咲いていました。実はここに看板が立っていて、「花は7月上旬から20日までが見ごろ」と書いてあって、いつか花を見たいと、何年も前から思っていたのでした。

思い出して久しぶりに行ったところ、もう花は終盤で、散りかけていました。それでも、一番元気が良さそうな花を携帯で撮ってきました。

看板の説明によると、ヤブカンゾウは別名「忘れ草」といい、中国の故事で、この花を見ると憂いを忘れるという言い伝えがあるそうです。

日本にも伝えられ、奈良時代、大伴旅人・家持親子がこの花を題材に「万葉集」に和歌を残しているそうです。

どんな和歌か、ご存知の方、おせーてくださいね。

「日光キスゲ」も同じ仲間だそうです。

氷河が溶けている…

この百年で世界の氷河が減少しているそうです。特に深刻なのが、ヨーロッパ・アルプスで、19世紀半ばから2000年までに、ほぼ半減しているそうです。(スイス・チューリヒ大に本部を置く「世界氷河モニタリングサービス」のまとめ)

驚愕的ですね。
これから、50年も経ったら、全世界の氷河が溶けてしまうんじゃないでしょうか。

地球温暖化が原因であることは間違いありません。
それなのに、先進国アメリカは「京都議定書」から脱退するし、全人類が温暖化の原因とされる二酸化炭素削減に、足並みが揃っているとはいえません。

二酸化炭素を排出する車の使用を全面的に禁止すれば、効果覿面でしょうが、そんなことをすれば、全世界の経済がマヒして、人類の生活も立ち行かなくなります。

昔、地球温暖化になれば、氷河が溶けて、海面が上昇して、インド洋に浮かぶモルディブ島などが沈んでしまうという話を聞いたことがありますが、今回のハリケーンの影響で、街の8割が冠水した(海面下にあった)米国ニューオーリンズ市の例を見ても、絵空事ではなく、現実問題であることを確信しました。

政治家も宗教家も経済人も、オフになれば、普通の人間です。郵政民営化よりも地球温暖化防止こそが、最優先課題だと思うのですが。