コムソモリスク駅正面 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
これでも、実は、会社で毎朝、新聞は色んな種類を読んでおりまして、あまりにも多くの新聞を読んでしまっているため、深く心に突き刺さった記事が、いつ、何新聞に掲載されていたのか、忘れてしまうことがあります。
弁解がましいですが、今回はそのケースです。
確か、毎日新聞か日経新聞だったかと思います。著者は、変わった名前の詩人さん(女性)だったと思います。違うかもしれません(苦笑)。
記事をスクラップしたり、コピーでもしていれば、はっきりするでしょうが、そんなことしなかったので、タイトルも忘れました(笑)。
とにかく、体験談に基づいたエッセイでした。
コムソモリスク寺院 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
まるで、糸電話のように、実際の記事とは、全く違ったものになるかもしれませんが、その点は大目にみてください(笑)。間違っても悪意はありませんから、お許しを。
それは、著者が、あるママ友と一緒の時でした。そのママ友の5歳の息子さんが近寄ってきて、「ママ、ゴキブリが来たよ」と言うので、本物のゴキブリかと思ったら、彼女のご主人らしき人が来たそうです。著者は、はっはーん、そっか、彼女の家では、子供の父親、つまり自分の夫のことを普段から「ゴキブリ」と呼んでいるのか、と納得します。
コムソモリスクで新婚さん Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
これは、まだ良い方で、年配の奥さん方が、街中か喫茶店か何処か忘れましたが、とにかく周囲に聞こえるぐらい大きな声でしゃべっていたそうです。その中の一人の奥さんが「実は、あたしの主人、定年退職した途端、亡くなってしまったのよ」と告白したところ、話を聞いた奥さんは「まあ!」と驚きの表情を浮かべながら、「うらやましい!」とのたまわったそうです。
そりゃあ、妻にとって、稼ぎの無くなった夫はもう男じゃないんですね。昔は、定年退職後の夫のことを、部屋でゴロゴロして掃除の邪魔になるので「濡れ落ち葉」と命名したり、妻が行くところを何処でもついてくることから、「ワシも族」と呼んだりして、相当、親父の権限も地に堕ちたものだと思いましたが、この「うらやましい!」は、本当に極め付きです。
もう、うざったい旦那の世話をしないで済むし、サラリーマンなら遺族年金が入ってきますから、生活には困らない。好きな韓流ドラマを見て、追っかけでもしていれば、人生万々歳ですからね。
男のこかん、いや沽券に係わることなんですが、今の旦那衆には反駁する元気もないんでしょう。
そういうか弱い老人に代わって私が声を小にして言いましょう。
「そんなこと言ったら、化けて出ますよ!」