市場は乾物だらけ Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
6月18日(土)~19日(日)の二日間に渡って、右向けば右を向く国有電気紙芝居局が放送していた番組「シリーズ キラーストレス そのストレスは、ある日突然、死因に変わる」は、身につまされるほど面白かったので、備忘録として、アトランダムの箇条書きで残しておこうかと思います。ちなみに、以下に書くことは、番組で放送されたそのまんまを書くわけではありません。自分なりの解釈の覚えている範囲内のことなので、間違っているかもしれません(笑)。
まず、第一回の「あなたを蝕(むしば)むストレスの正体 ~こうして命を守れ~」
■人間は、恐怖や不安などのストレスに晒されると、脳の「扁桃体」が反応して、副腎からストレスホルモンが身体全体に発散される。これによって、心拍数が上がり、血圧も上昇。血液が固まりやすくなり、自律神経も失調気味となる。
■このストレス反応は、古代にヒトが、肉食動物などから襲われる危険に迫られたとき、その防御策として、長い年月をかけて自ら生み出したもの。例えば、心拍数が上がったりするのは、逃げたり戦ったりしやすくするため。血液が固まりやすくなるのは、怪我をしたときに、出血を止め、回復しやすくするため。
■しかし、現代では、生命を脅かされる危険に迫られなくても、扁桃体が過敏に反応してしまい、複数のストレスが重なるとこれが「キラーストレス」となり、神経病や心不全を起こしたりする。
ウリ売ります Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
■では、その過剰なストレス反応の対処の仕方は?
1、ストレスを避ける
2、笑ったり、笑顔を浮かべたりする
3、周囲からのサポートを得る
4、一回30分、週3回でもいいから、有酸素運動を続けて、脳の負担を軽減させてあげる
5、瞑想。マインドフルネス(注意力集中)
市内を走る命の水脈カレーズ Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
第二回の「ストレスから脳を守れ ~最新科学で迫る対処法~ 」
■不安や恐怖などで、副腎から発散されるストレスホルモンの中にコルチゾールと呼ばれるものがあり、これが、脳の一部を破壊することが最新の科学で分かるようになった。
■コレチゾールが増えると、記憶や感情を司る海馬の神経細胞が減少し、鬱病の原因となる。
■慢性的なストレスホルモンの過剰は、睡眠障害の原因となる。また、免疫不全にもなる。
■ストレスの過剰によって、心の迷走が始まる。過去はその悪い記憶で(人に裏切られた、など)、未来は想像で(これからも人から裏切られるだろう、という意識)しばられる。
■頑張り過ぎると、そのストレスで心臓血管など「身体」が反応する。我慢し過ぎると、そのストレスで、脳など「心」が反応して破壊される。
⇒その対処法とは?
1、コーピング(自分の気晴らしになることを、なるべく沢山リストアップする。質より量で、多ければ多いほどよい。(例えば、花や植物を見る。青空を見る。星空を見る。他人に不満を愚痴る。甘いものを食べる。酒を呑む。ギターを弾く。ピアノを弾く。ジャズを聴く。ボサノヴァを聴く。朗読する。歌を唄う。その他、何でもよい…)
2、マインドフルネス(心の迷走は、過去の悪い記憶と、未来の悪い想像に縛られるということだから、「今」だけを中心に考える→ストレスを感じる扁桃体が小さくなり、過剰反応しなくなる。ストレスで萎縮していた海馬の神経細胞が増えていく)
マインドフルネスの実践法とは?
・呼吸をコントロールしない。
・息が入ってくる「ふくらみ」と出ていく「縮み」を感じて、身体全体で呼吸をイメージする。
・ただ只管、自分の呼吸だけに集中して、雑念を追い払い、瞑想にふける
・過去と将来は考えず、「今」だけを強く実感する。過去を後悔し、未来を心配しなければ、癒しと安らぎ効果。
→「意識革命」→「安心立命」(あんじんりゅうめい)
最先端科学といっても、行き着くところは、一見、非科学的なことなので(笑)、驚きましたが、実際に効果があるようでしたので、私の結論は、
人間、この何と不可解なる不可知な生き物よ
て、ところですかねえ。格好良過ぎる?