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こんにちは 京洛先生です。
姓は京洛、名は先生。お久しゅうございまする。
関東、お江戸も、ようやく梅雨明けだそうですが、洛中は一足先に梅雨明け宣言しております。今日も昼間は、ムッとくる、盆地特有の蒸し暑さで閉口していました。
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そんな中、ある重大な使命を帯びまして、地元の区役所まで出かけてきました。
同区役所周辺は、その昔、足利尊氏が室町幕府(花の御所)を開いたその跡地周辺に当たります。今は、この一角に同志社大学のキャンパスが占めています。
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また、三代将軍足利義満が開基のご存知、京都五山の一つ「相国寺」(萬年山相國承天禅寺(まんねんざん しょうこくじょうてんぜんじ)もすぐそばにあります。
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そう言えば、皆衆は、以前、お江戸は南青山の相国寺東京別院で高名なる有馬頼底老師に参禅されましたね。
そこで、今日は区役所の帰途、ぶらりと相国寺に立ち寄ってみることにしました。ちょうど、山門を入った放生池にはこのように綺麗な蓮の花が咲いていまして、後先も何も考えることなく、無謀ながら、浴衣の裾をたくし上げて、パチパチと写真を撮ってきて参りました。
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また、相国寺に付属する「承天閣美術館」では、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの「伊藤若冲展」(12月4日まで開催)が開かれていて、これものぞいてきました。若冲の作品は相国寺にも多く所蔵されていますが、実は、境内には若冲のお墓もあります。
展覧会は、残念ながら撮影禁止なのでご覧いただけませんが、「月夜芭蕉」を描いた鹿苑寺の旧大書院障壁画には圧倒されましたね。モノクロのはずが、月夜に色がついているように見えます。
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えっ?何で、伊藤若冲のお墓が相国寺にあるのですかって?
カッ、カッ、カッ(笑)、若冲さんみたいな有名人になりますと、いろんなところに墓地があるものなのですよ。
「承天閣美術館」は冷房がよくきいていて絨毯も厚く、おまけに人が少なくて極楽でした。
今度、皆衆が上洛の際は、ご案内進ぜましょう。