目白は半端でない超高級住宅街

 目白は創業57年の秋田料理「五城目」

昨晩は、カンチョーさんの呼び掛け、嵐が呼ばない男の下働きで、東京は目白にある老舗秋田料理店で、忘年会を決行致しました。

集合したのは、老若男女8人様。上記と小生以外は、眼帯のお仙、彦作村長、目黒不動尊、吉良内匠守、風車のお七の5人。

日頃の鬱憤が溜まった男女8人のことですから、話は大いに盛り上がり、払暁にまで及びました。

嵐が呼ばない男さんは、今も外郭調査局で諜報活動をされているせいか、「有名な渓流斎ブログに密談の内容を全世界に発信されるようなことがありますと、刺客が訪れるやもしれませんぬ上、どうぞ抜かりなきよう」なぞと、小生に忠告してくださるもんですから、残念ながら、密談の内容は茲には書けませんねえ(笑)。

まあ、皆酔っぱらっていますから、独身貴族会会長のカンチョーさんが、合コンの後、金髪のナンシーさんとかいう日本人から追いかけられたか、追いかけたか、どちらかよく分からない話題で、盛り上がっていたことだけは、書いても差し障りがないことでしょう(笑)。

今回、目白に行くのは本当に久しぶりでした。しかも、学習院や椿山荘がある東口というんですかねえ、山手線の内側ならよく行っていったのですが、山手線の外側の西口へ出るのは、私の記憶では生まれて初めてではないかと思っています。

ここは、西武池袋線の椎名町駅にも近いらしく、椎名町といえば、漫画家の手塚治虫らが修業時代に住んでいたトキワ荘があったところとして知られています。

近現代史に興味がある方なら、椎名町といえば、即、帝銀事件のあった所だとピンときますね。

もう一つ、フラフラ歩いていたら、近くに大正期に活躍した洋画家中村彜のアトリエがあって、現在記念館として公開されていることも分かりました。(開館時間を過ぎていて入れず)

この辺りは新宿区下落合が住所です。この中村彜のアトリエ近くには、やはり洋画家の佐伯祐三のアトリエもあり、中井まで足を伸ばしますと、林芙美子の記念館もあります。

何で、目白で忘年会をやることになったのか、誰もが訝しがって、呼び掛け人のカンチョーさんの首を絞めて、吐かせたところ、カンチョーさんは以前、目白の学習院に通っていた女子大生とお付き合いをしていて、地方出身の彼女も目白に住んでいたため、よく通った思い出の地だったらしいのです。なるほどねえ、そうきたか。

忘年会が開かれた秋田料理「五城目」は、創業57年目らしく、非常に驚いたことに往年の看板娘だった年配の女将さんが、今でも、店番で立っており、75歳ぐらいにみえたのですが、な、な、何と、92歳だと仰るではありませんか。

背筋もピンとした秋田美人で、若い頃はさぞかしもてまくっていたんだろうなあ、と感じさせる上品な女将さんでした。

そのお孫さんにあたるかどうか分かりませんが、接待してくださった女将さんも、女優さんのような美人さんでした。

92歳の女将さんは、秋田弁丸出しでしたので、仰っていた意味が少し分かりませんでしたが(笑)、証拠写真は、彦作村長さんがバッチリ撮影しておりました。

名物キリタンポが美味しい、皆さんにはお勧めの穴場でした。

忘年会が始まる前、私は、30分ほど早く着いてしまったので、近くを散策しました。目白通りには、看板にフランス語しか書かれていないケーキ屋さんや、イタリア語でしか表示が書いていない料理店とか、ファッションやネイルサロンなどしゃれた店が軒を連ねておりました。いかにも高級そうでした。

「五城目」のある路地奥を歩いてみましたら、本当に腰を抜かすような広大な敷地の要塞のような超高級住宅ばかりでした。

な、な、な、何だこれは…てな感じでした。

そしたら、検索してたら、偶然「日本で一番の超高級住宅街は下落合だ」というブログを発見しました。

勝手ながら、リンクを貼らさせて頂きます。⇒ 常夏バナナ

これによりますと、下落合には、皇太子時代の明仁天皇や伏見宮、近衛公爵ら皇族、貴族、尾張徳川家、福島相馬家、大隈重信、大倉財閥の大倉喜八郎、西武グループの堤康次郎、本田宗一郎、石橋湛山、作家武者小路実篤、変わり種は、東洋のマタハリ川島芳子と李香蘭、今では、音楽評論家の渋谷陽一、コラムニスト泉麻人、それにタレントのパトリック・ハーランも住んでいるとか。

東京の高級住宅といえば、田園調布か渋谷の松濤、四谷の番町辺りかと思っていましたが、ここ目白は半端でなく凄い所でした。

まあ、確かに目白は、山縣有朋の別荘=椿山荘や田中角栄の自宅があったことで有名ではありましたが、下落合は本当に凄い所でした。

今度は、明るい時間に再訪したいと思っています。

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