スリーG機関=トランプ新政権の実体

長春Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

1月20日に始動する米国トランプ政権は、ミズーリ州選出のクレアー・マッカスキル上院議員(民主)の命名によりますと、「スリーG機関」となるようです。

スリーGとは、Goldman, generals and gazillionaires のこと。つまり、トランプ政権の重要ポストに就任する面々のほとんどが、世界最大の投資銀行ゴールドマン・サックス出身者と国防省の将軍歴任者と億万長者で占められているというわけです。

「我々は何処から来たのか 我々は何者なのか  我々は何処へ行くのか」(ゴーギャン)

ええ、それは、彼らスリーGが、我々を連れて行ってくれるのです。

一体、それは何処へ?
 旧外交部 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
まだ、総資産37億ドルの不動産王トランプさんがつぶやいた内定段階ですが、ちょと見てみましょう。(敬称略)

【ゴールドマン・サックス=GS関係】
●スティーブン・ムニューチン 53歳(元GS幹部でトランプ選対の金庫番)⇒財務長官
●ゲーリー・コーン(GS前社長兼COO)⇒国家経済会議議長(経済政策司令塔)

【軍人・将軍歴任者】
●ジェームス・マティス 66歳(元中央軍司令官・元海兵隊大将、イラク戦争指揮官、「狂犬」の異名)⇒国防長官
●マイケル・フリン(元陸軍中将)⇒国家安全保障担当大統領補佐官 *親ロシア派 「イスラム教を怖れることは理にかなう」と発言
●ジョン・ケリー(元海兵隊大将)⇒国土安全保障長官
●ライアン・ジンキ(元海軍特殊部隊シールズ出身・モンタナ州選出下院議員)⇒内務長官

【億万長者】
●レックス・ティラーソン 64歳(石油大手エクソンモービルの前会長兼CEO・総資産4億ドル)⇒国務長官 *樺太油田をロシアと共同開発 、プーチン大統領とは刎頚の友
●ベッツィ・デボス(義父リチャード・デボスがアムウエイの共同創業者・総資産51億ドル)⇒教育長官
●ウィルバー・ロス(投資家・ウォール街の再建王・総資産25億ドル)⇒商務長官 *親ロシア派
●ウィリアム・ハガティ(投資会社ハガティ・ピーターソン創設者)?駐日米国大使
●リック・ペリー(石油パイプライン「エネルギー・トラスファー・パートナーズ」重役・前テキサス州知事)?エネルギー長官

 長春 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

このほか、トランプ次期大統領の最初の妻との間の長女イバンカ(実業家)の夫ジャレッド・クシュナー(35)はユダヤ系で、父親の不動産業を受け継ぎ、IT業界との太いパイプがあり、中東問題に多大な影響を持つと言われています。

【学識経験者】
●ピーター・ナバロ(カリフォルニア大学アーバイン校経済学部教授)⇒国家通商会議(新設)議長 ※著書「中国は世界に復讐する」など対中国強硬派

●スティ-ブン・バノン(親イスラエル・サイト「ブライトバート・ニュース」会長)⇒大統領上級顧問兼首席戦略官 ※白人至上主義・人種差別主義・女性蔑視記事を好んで掲載(サイトの設立者の故アンドリュー・ブライトバートは、ユダヤ系米国人)

もうこれで、我々が何処へ行くのかお分かりですね。

“スリーG機関=トランプ新政権の実体” への1件の返信

  1. Unknown
     詳しく、トランプ政権の主要メンバーを分類して、紹介して下さいリ有難うございます。
     ところが最後がいけませんね( ´艸`)。
    「もうこれで我々が何処へ行くか分かるでしょ」では困ります。
     「何処へ行くのか分からない」日本人、人民ばかりだから、碌でもない総理大臣や指導者を人民は選ぶのですよ( ´艸`)。
     大多数の人民、大衆は、スマフォの操作は上達しても、想像力も洞察力もないのですからね。人工知能にいつでも置き換えられるような人間と言うか動物なんですよ( ´艸`)。詳しく、事細かく、どんな酷い目に遭うかを、渓流齋さんがブログに具体的に書かないにと、ダメですね( ´艸`)。
     日本の気取ったマスコミみたいに「成り行きが注目されます」では、どうにもなりませんよ( ´艸`)。
     懇切丁寧にどういう風に「悲劇が始まる」かを、我々に教えてくれないとダメですね。
     「貴方の生命を奪われるかもしれない」と書かないとすべてよそ事です。
     それくらい鈍感と言うか、何も知らない、ワカラナイのです。
     「金持ちはますます豊かになり、貧乏人はますます貧乏になり、道端で息絶える」と書かないといけませんね。生存権の危機だ、と言っても「生存権て何ですか?」、「成層圏じゃないのですか。成層圏に何か起こっているのですか?」と、又、聞かれるかもしれませんよ( ´艸`)。

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