これで日本も安心だ!

伊太利亜サンジミニャーノ

海の向こうのアメリカ大陸では、トランプさんの個性があまりにも強過ぎるせいなのか、毎日、彼にまつわる話題が怒涛のように押し寄せてきます。

が、我らがお国ではトンデモナイことが起きていることは、マスコミの監視の目が削がれているせいなのか、誰も気づいておりません。

国会では、日本の閣僚を代表する法務大臣と防衛大臣のお二人もが、野党から辞任要求を突きつけられているのです。
伊太利亜サンジミニャーノ

まずは、金田勝年法務大臣。

「テロ等準備罪」の中の組織犯罪処罰法改正案をめぐって、金田法相が「審議は提出後に」と求める文書の作成を指示し、その後、撤回したことが問題視され、閣僚として不適格と判断されたようです。

このような新聞報道のような文章では、さっぱり分かりませんが、金田さんはとにかく「数の論理」で共謀罪を成立させて、あとは細かい内容は、勝手に作らせてもらいますよ、政府に楯突く気に喰わない人間はいつでもしょっ引きますよ、と想定される内輪の真実を漏らしたということでしょう。

実に正直な人です。

トランプさんのような野心と征服欲で凝り固まったような風貌ではなく、答弁が自信がなくオドオドしていて、何処か小市民的な、チョイ悪親父風で、組織の3次団体かそれ以下の若頭補佐クラスの感じがします。(個人的な感想です)

こういう方でも法務大臣にまで登り詰めることができるのですから、日本も安泰です。

伊太利亜サンジミニャーノ

もう一人、野党が辞任要求しているのは、稲田朋美防衛大臣。

自衛隊がPKO活動の一環として派遣されている南スーダンで、戦闘行為が起きているのか否かを巡って、稲田防衛相の答弁は、憲法9条との関係が問題視されないように戦闘を武力衝突と言い換えていると受け取られかねないような内容で、答弁に窮し、安倍晋三首相が引き取って「応援答弁」するなど、大臣としての資質に欠けると野党側は追及しているようです。

確かに稲田大臣は、後ろにいる防衛官僚平服組の顔色を何度も伺って、「そんなこと想定問答に出てないじゃないの!」とでも言いたげな表情でした。

しっかりしてくださいよ。あなたは1億2000万人の国民の命を預かる最高司令官の安倍首相に次ぐナンバー2の指揮司令官ではないのですか?

まあ、これもトランプさんのような強面の防衛大臣では周辺国は警戒するかもしれません。女城主直虎でしたら、周辺国も手加減してくれるのかしら?

稲田さん、どうせ、野党が何を騒ごうが、数の論理で辞任なんかしなくて大丈夫です。

天下のNHKの最新世論調査では、安倍内閣の支持率は53%なんだそうです。

これで日本も安心だ。

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