豊中市の元国有地と金融リテラシー

バチカン市国

昨日、毎日新聞の名物政治コラムを読んでいたら、国有地がお話にならないくらい破格的安価で売却された今話題沸騰の森友学園瑞穂の國小學院の敷地がもともと何であったかについて触れていて、昭和42年の時点の登記簿では「池沼(ちしょう)」だったことを書いていました。

大阪府豊中市は、その後市内は急速に宅地化して、その沼池も間も無く埋め立てられて、住宅地か何かになっていたのでしょう。

そこで思い出しました。

バチカン市国

渓流斎の叔父さんがこの豊中市に住んでおりまして、私めは大阪で万国博覧会が開催された年の夏休みに1週間ぐらい泊まらせてもらったことがありました。

昭和45年、1970年のことですから、もう47年も昔です。そんな遠い昔の記憶を辿り寄せてみると、その叔父さんの自宅の近くに確かに沼池があったのです。

我々は、叔父さんの自宅からその池沼を迂回して最寄り駅に行き、そこから、モノレールに乗り換えて万博会場に行ったことを覚えています。私は、当時最先端の(笑)コダックのインスタントカメラを片手に大興奮で、「月の石」を見たり、当時珍らしかった「歩く歩道」に乗ったりしたものでした。

こんな体験をした人は、今では50歳は軽く過ぎているんでしょうね。御愁傷様でした(笑)。

ということで、半世紀近く経って、あの豊中市が脚光を浴びて「へー」と思ってしまったわけです。
嗚呼ローマ

ところで、話は変わって、最近、年を取ったせいか、学生時代の友人らは疎遠となり、殆ど滅多に電話がかかってこなくなりました。

その一方で、急激に増えたのが、売り込みやセールスです。昨日なんか、口座のある銀行から2件もありましたからね!

庶民ですから大した金額じゃないんですよ。なけなしの、という表現がありますが、無い袖は振れない金額です(笑)。

それなのに、「いい投資があります」だの、「効率的な運用は如何ですか」だの煩い、煩い。

私は、東洋経済とダイヤモンドと週刊現代の「騙されるな」シリーズと山崎元先生の本を読んで勉強してますから(爆笑)、単に銀行証券金融機関は、手数料を荒稼ぎしたいがために商売としてやってるだけだといことを知っております。はい。

だから、奴らは阿漕ですね。実に不埒ですね。羊の皮を被った狼です!

何と言っても、奴らは軍資金をただ同然で仕入れて、高額な利息を取る脱法スレスレの商売をしているわけですから。

とにかく、アホノミクス(浜矩子教授命名)とバズーカ黒田のおかげで、マイナス金利ですからねえ。どうにかならないもんですかね?

皆さんは大金持ちだから、今の金利を知らないでしょうが、現在銀行の定期預金の金利をご存知ですか?僅か、0.01%でっせ、銭形の親分。

1000万円預けても、年間たったの1000円。いや、国税、地方税とで搾取されますから、手取りたったの800円程度。今、1000万円も1年間預けて、銀座でロクなランチも食べられないようでは、大いに笑ってつかわさい。

その一方、法定貸出金利は18%ですからね。100万円で18万円も取られます。森脇将光の世界です(笑)。やはり、氷貸しが一番ですよ。

過日、ネットの無料メールを使っていたら、無料ですから、うるさい広告が入ります。その広告はプロ野球チームも持つ会社の系列の広告で、貸出金利が年率17.8%なぞと法定金利を意識して設定していたので微苦笑を禁じ得ませんでした。

こんなこと、最高貸出金利が18%だという金融リテラシーがなければ、可笑しみが分からなかったことでした。

金融リテラシーは、あらまほしけれ。

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