されどNHK

今日、3月22日は、NHKが(ラジオ)放送を始めて、ちょうど80周年だそうです。
そんなおめでたい年なのに、皮肉にも、昨年来の職員の不祥事で、大規模な受信料不払い運動に発展し、今のNHKは恐らく創業以来最大のピンチと言っていいでしょう。
海老ジョンイルを引き継いで新しくNHKの会長になった橋本元一さんは、小生、その昔、NHKの記者クラブに詰めていた頃、衛星放送の仕組みなどについて事細かく教授してもらい、大変お世話になった人なので、「頑張ってほしい」と陰では応援をしているのですが、何せ、技術畑出身の人なので、会長のような政治的な、俗人的な、野蛮的な、人間の欲望がとぐろを巻いているような重職には、絶対に向かない人で、何であの橋元(はしげん)さん(皆そう、親しみを込めて言ってました)が、会長なんかになってしまったのだろうか、と今でも不思議でしょうがありません。
と、書くのは今日の趣旨ではありませんでした。
私は正直、あまりテレビを見ません。むしろ、ラジオ党と言っていいでしょう。音楽好きというのが、1つの理由ですが、ラジオは、何かしながら、できるからです。食事をしながら、体操をしながら、勉強しながら…。そういえば、昔は「ながら族」と言われたことがあります。(これは死語?)とにかく、テレビだど、画面を見なければならず、思考もストップしがちで、想像力も退化する気がします。何にしろ、面白くなければテレビではないらしいので、ついつい見てしまいます。そして、後からすごい後悔が押し寄せてきます。「時間を奪われてしまった!」モモの心境です。
今日、ラジオで面白い話を耳にしました。NHKの80周年記念の特集の中で、ゲストに脚本家の早坂暁さんが登場しました。彼はこんなことを言うのです。
「今はやりの『オレオレ詐欺』なんか、ラジオを聴いて、しっかり耳の訓練をしていれば騙されないはずです。恐らく犯人は、刑事役にしろ、テレビドラマの口調を真似たと思います。それは、無駄な言葉が一切ない。しかし、本物の刑事は、台詞を読むように無駄な言葉がないような話し方はしないはずです。むしろ、無駄だらけです。『ところで、あの件はどうだったでしょうかねえ』といった感じで、本筋には全く関係ない話を急にしたりします。余分な無駄のない話に騙されるということは、やはりテレビの影響ではないでしょうか」
そこで早坂さんは、ラジオドラマの復権を主張するのです。
私は、さすが、鋭い点を衝くなあと感心しました。

“されどNHK” への3件の返信

  1. NHK受信料は公共料金ではありません

    内閣府が公開しているホームページ「公共料金の窓」では、公共料金について詳細な情報が掲載されています。ところが、その中にNHKの受信料に関する記述はありません。要するにNHKの受信料は、公共料金では無いのです。ですから、公共料金とされる機関や企業へのリンク

  2. NHK受信料の法的本質に迫る

    微妙さんから次のようなご意見をいただきました。『実際問題、払っている人に対してはどう説明する?不払いは次元が違う。便乗はもちろん、意見としての不払いも違法であることに替りが無い。気に入らないから法律を守らないという人は法治国家である現実をもっと真面目に考

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