帯広礼賛

公開日時: 2005年4月10日

一昨年、「人間の住む所ではないが…」と言われて、東京から帯広に追放された身なれど、最初は確かにあまりにもの桁外れの寒さに閉口して、「やんぬる哉」と、咳をしても一人の生活に心寒き思いをしたものの、歳月経てば自ずと愛着も湧き、嫌なことは片目で見る所作法を身に着けたようです。

そこで十勝・帯広の長所…。

●河川敷のコースとはいえ、ゴルフコースが帯広駅から車で10分。平日3500円也。
●カラオケ・ルームが1時間、ドリンク1杯付きで100円。クレイジーキャッツとバーブ佐竹が歌い放題。もちろん、オレンジレンジやSMAPも。
●世界に2つしかないモール温泉が出る温泉が、300円で入り放題。ちなみに、もう1箇所、モール温泉が出るのはドイツのバーデンバーデンだとか。確か、モーツァルトの奥さんもそこへ湯治に行ったはず。
●杉がないので花粉症にならない!!内地の皆様、ご苦労さん!上士幌町では、「花粉症疎開ツアー」を企画したところ、全国から応募が殺到して、大盛況だった。
●自宅から会社まで歩いて3分。満員電車から解放された!
●街中で大酒飲んでも、終電を気にすることなく、タクシーに乗ることもなく、歩いて帰れる!
●これまで週に2,3冊買っていた週刊誌も、こちらでは発売が2日も遅れるので、馬鹿らしくて買わずに済む。電車に乗らないので読む暇がない。
●忘れるところでした。雄大な大自然。100㍍どころか数10㌔でも見渡せそうな視界。満天の星。怖いくらい降り注ぐ星屑の光。そして、ランプの光さえない漆黒の闇の世界。かと言えば、雲一つない澄み切った青空。羊や馬の大きな優しい瞳。身を切るような冷たい氷雨。五感をフル回転しても追いつけない自然の叫びと、食べ尽くせない大地の恵み。

“帯広礼賛” への1件の返信

  1. トカちプ
     
     
     
     十勝へ 呼ばれておめでとう!
     
      十勝に住んで○8年。
       
     よく言われるのが、病は気からとか、
     気がいい、 気が合わない
     気持ちがいいなどなど、解からなくても人は
     気の存在を 知っているよう。。
     
     まさしくこの十勝は 気持ちいいところ。
     それを知るものは 
         愛とも神ともいのちとも呼ぶ
      
      全ての命に神が宿る。
       それを
        感じることができるとこ。
     
     愛し育まれていることを、
      
      迷った時  風が教えてくれたから
      悲しい時  星は聴いてくれたから
      嬉しい時  大地も歌ってくれたから  
       
     どうぞ、感じてくだされまし。
     愛を沢山感じてくだされまし。
     
     人気のない山奥に入っても、
     一人になれっこない真実を知らされる。
     いのち、いのち、いのち!! 
      そう!五感をフル回転しても無理。
      
      ピアフをソウルで聴くように
        ただ感じて。。。
     五感を越えた世界に 
          出会うものがあるはず。。。
      
      
     
      
      

     
     
      

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