三日連続、米ハリケーン「カトリーナ」の話。
被害の死亡者は58人どころではなく、数百人どころではなく、数千人になるそうで、これだけの惨事は、1900年にテキサス州を襲って、6千人から1万2千人が死亡したハリケーン以来だそうです。まさに、百年に一度の大惨事です。
驚いたことに、街の8割が冠水したニューオーリンズでは、武装した略奪者が横行し、警察と銃撃戦になり、「イラクの戦場よりひどい」と地元警察官が話しています。市中心部の治安維持を一時断念した、という情報もあります。これが、世界一の先進国の実態なのでしょうか?イラクでフセイン政権が崩壊した時、大統領府や美術館で略奪者が横行し、アメリカ人はイラク人の醜態を笑っていたのではなかったのでしょうか?
今回、被害の大きかった米国南部のルイジアナ、ミシシッピ州には、石油のパイプラインが集積し、穀物の世界的な中継基地として、貿易港が集中しているそうです。当然、石油、穀物の価格高騰に繋がるのです。石油が上がれば、ガソリンや灯油も高騰し、これから冬を迎える北海道民にとっては、たまったものではありません。燃料費の高騰で、飛行機代の値上も検討されています。
まさに他人事ではありません。今年の10大ニュースの上位になることは間違いなし。
米ハリケーン被害、死者「数千人」 復旧、数年の見通し
「カトリーナ」は、自然災害としては米国史上最悪の天災で復旧には数年かかるらしい。 01年9月11日の同時多発テロ以来の被害規模で、死者数は数千人に上るとの事。 被害地域は、メキシコ湾沿岸のミシシッピ州、ルイジアナ州に集中していて、特にルイジアナ州ニューオー.