一泊二日の小旅行に行ってきました。
初日は、十勝岳登山に挑戦しました。
ちょっと、雲との区別がつきにくいかもしれませんが、現在も煙がモクモクとあがっている活火山です。
標高2,077㍍。大正15年(1926年)5月に大噴火があり、死者・行方不明者を144人も出しました。麓付近に、この惨事に巻き込まれた遺族が、噴火50周年に当たる昭和50年に碑を建てていました。まだ、22人が行方不明のままだそうです。碑には、「山津波」という表現がされていました。
北海道は、急に秋になりました。体感温度ですが、麓付近は気温12度。しかし、登るにつれて、気温がどんどん下がってくるのです。
途中で、下山してきたおじさんをつかまえて、話をきいたところ、頂上付近は、風が強く、異例な寒さで、私の軽装を見て「それでは、(登頂するのは)むずかしいでしょう」とアドバイスしてくれました。
それで結局、この「十勝岳避難小屋」までで、登山は諦めました。ここでも、体感温度は3度くらい。とても寒くて、寒くて、大変でした。標高1,350㍍。まあ、7合目という感じでしょうか。
勇気ある撤退をしました。
下山途中で、中高年のパーティーをみかけました。
一糸乱れぬ統制ぶりは、まるで、巡礼者を見る思いでした。
なかなかいい写真でしょう?