ちゅーぶそり。何のことでしょうか。中部剃り?チューブ反り?
答えは、チューブ橇。タイヤのチューブを使って橇のように滑り落ちる遊びのことでした。
今日、生まれて初めてやりました。
場所は、帯広の森公園の中にある野球場。昨年の夏には日本ハム対オリックスのプロ野球公式戦をやるほどのまあまあな野球場ですが、当然、冬は雪に埋もれて使えません。
そこで、一塁側の外野席、甲子園でいえばアルプス・スタンドに当たる所に降り積もった雪を固めて、グラウンドまでの傾斜を利用して、雪の滑り台が作られているのです。そこを、タイヤのチューブを橇代わりにして、急降下するのです。有難いことに、タイヤチューブはただで貸してくれます。いいでしょう?
もちろん、お子様向き。オバサン連中、失礼!保護者の方々がつきそいで井戸端会議をしていましたが、若い人は誰もいません。そこへ、いい年をこいた私が、気違いのように滑っていたのですから、異様な光景だったかもしれません。
調子に乗って滑っていたら、親子連れは帰って、そして、誰もいなくなりました。
「やったあー、貸切だあ」とばかり、私は背中から仰向けに滑ったり、頭から滑ったりして、大人げもなく、「キャアキャア」叫んでいたところ、管理人らしきおじさんが「もう、そろそろ閉めていいですか」と言うのです。
後から分かったのですが、ここは午後4時で終わりで、管理人さんは施錠しに来て、待っていたのです。
道理で皆帰ったわけです。それとは知らずに、私は10分ばかし、オーバーして滑っていました。
管理人さんも、子供なら怒れたでしょう。いい年をこいたおじさんには怒れません。
気持ちはまだまだ子供ですが、「年を取るのも悪くはないなあ」と、今日は思ってしまいました。