あなたはネガティブな思考パターンに陥っています。
苦しみや辛いことに目を向ける癖が習慣的についています。
ジャーナリストという職業柄、身につけてしまった思考パターンかもしれません。
苦しみや辛いことにフォーカスしているから、人生が辛い悲しいものになってしまっているのです。それは、被害者意識からきています。
被害者意識でいると、更なる苦しみを招きます。
自分自身を許していないからです。
人生の中で、人は何かを選択して生きています。
テレビのチャンネルを選んでいるようなものです。いい悪いの話ではありません。
人生は一瞬なのに、そんな辛い過去だけにしがみついていることはないのです。
しかし、人生はそれほど長くないのです。
例えば、コップの中に大好きなお酒が半分入っているとします。
これを「もう半分しかない」と悔しがるか、「まだ半分もあるのか」と喜ぶか。その程度の違いです。
つまり、どういう観念を持つかなのです。
だから「苦労しなければ幸せにならない」と思っているのも間違いなのです。
楽をしながら幸せになった人もいっぱいいます。
好きなことをしているから、どんなことでも辛いとは思わないからです。
「人生は辛い苦しいものだ」という思考パターンが、その人の人生を作ってしまうのです。「生きることは苦しいものだ」「人生は苦とみつけたり」といった思考パターンから抜け出さない限り、負の連鎖から抜け出すことはできません。
そうでなければ、10代や20代の若さで何の苦労もなく、成功してしまう人がいることをとても説明できません。10代や20代の苦労など、40代、50代の苦労と比べれば高が知れています。
ユリウス・カエサルの言う通り「人は見たいものしか見ない」のです。
これを援用すれば、人はなりたいものしかなれないのです。